「ITU TELECOM WORLD 2006」で4日、「Shaping our future digital society」と題するセッションが開催された。総務省の田村憲久副大臣が講演し、日本のIT戦略やデジタル社会の問題点を語った。 田村副大臣は冒頭、ブロードバンドの普及などIT基盤整備を目標に掲げた日本初のIT戦略「e-Japan戦略」が2001年1月に策定され、2003年7月には「e-Japan戦略II」として補完されたと説明。さらに、2006年1月に政府が決定した「IT新改革戦略」の内容を紹介した。 田村副大臣によればIT新改革戦略は、ICT(情報通信技術)を駆使することにより、「すべての人が高度な医療や保険を受けられる社会」「エネルギーや資源を効率的に使い、環境への負担を軽減する社会」「テロや地震を含む災害のリスクを避けられる社会」の実現をビジョンとして掲げているという。同戦
写真 BWAカンファレンスにおける事業者ヒアリング。左は総務省と学識経験者。右は通信事業者の代表。免許取得希望事業者が多いため,3回に分けてヒアリングを実施した 総務省は12月5日,2.5GHz帯周波数の免許方針の参考とする「BWAカンファレンス」を開催し,免許の取得を希望する通信事業者など14社・団体からのヒアリングを実施した(写真)。内容は,採用を予定する技術方式,サービス内容,需要見込み,サービス展開計画,割り当てを希望する周波数の幅など。総務省は,今回のヒアリングを参考に2007年2~3月ころまでに免許方針案を作成し,2007年夏ころに免許を付与する事業者を決定する。 2.5GHz帯は,通信速度が20M~30Mビット/秒以上の高速なモバイル通信サービスを導入する予定の周波数帯。技術方式としてはモバイルWiMAX,IEEE 802.20(MBTDD-Wideband),IEEE 80
「ITU TELECOM WORLD 2006」の米Microsoftのブースでは、「THE DIGITAL HOME」ゾーンを設けて、映像コンテンツをインターネット経由で配信するプラットフォーム「Microsoft TV IPTV Edition」を展示している。 Microsoft TV IPTV Editionは、米国のほか、英国やドイツなどヨーロッパ地域の一部で提供している映像配信プラットフォーム。ISPなどの通信事業者が、このプラットフォームを通じて映像コンテンツを配信している。 映像コンテンツはセットトップボックス(STB)で受信・再生する。ユーザーは、リモコンで直感的に操作できる番組表から、好きな映像コンテンツを選べる。動画フォーマットは、MPEG2、H.264などに対応。HD映像を配信できるほか、ペイパービュー(PPV)機能やビデオオンデマンド(VOD)機能を備える。デモで
パシフィコ横浜で開催中の「Internet Week 2006」で5日、JPNICの主催によるカンファレンス「IP Meeting 2006」が行なわれた。午後のセッションでは、マイクロソフトを退社後、現在は慶應義塾大学の教授を務める古川享氏が「放送とインターネット」と題した講演を行なった。 ● YouTubeは大きなうねりだが、デジタルメディアというもっと大きな流れの一面 古川氏は冒頭、「放送とインターネットの融合と言うと、テレビ放送がネット経由で届くことだと定義付ける人もいる。あるいは、オンデマンド放送やデータ放送、蓄積型放送、もっと先鋭的な人になるとYouTubeこそが本命だと言うかもしれない」と語り、古川氏が先日、中高生を対象に行なった講演でのエピソードを紹介。「中高生100人に、BS放送を見ている人はと尋ねたら3人しか手が上がらなかった。ワンセグ放送はと聞いたら2人だった。ではY
総務省は5日、2.5GHz帯の無線を利用した広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)の具体的運用案について広く一般から意見を求める「BWAカンファレンス」を都内で開催した。通信事業者や携帯電話キャリア、地方自治体の担当者ら14組が参加し、無線方式としてWiMAXの採用を求める声が多く寄せられた。 ■ 有識者によるパネルディスカッションも開催 BWAは、情報通信審議会が設置した「広帯域移動無線アクセスシステム委員会」において、今年2月から検討が重ねられている。現在は同委員会による報告書案が公表されるとともにパブリックコメントを実施中だ。 カンファレンスは、傍聴人を事前に募った上で一般公開。会場となった東京・三田の三田共用会議所には意見陳述人や傍聴人ら数百名が集まっており、注目の高さを伺わせた。 。カンファレンス冒頭、開会の挨拶に立った総務省総合通信基盤局長の森清氏は、「BWAについては各方面
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く