ドキドキに関するKitajskayaのブックマーク (173)

  • 三遊亭円丈「恋のホワン・ホワン」 - 魅惑的!お煎チ~ズ!

    先日、お亡くなりになった三遊亭円丈師匠、高校の頃、学校に講演にいらっしゃたことがあるのを、ふと思い出しました。 高校生相手なんで、あまり受けてませんでしたが。 というわけで、追悼の意を込めて、知る人ぞ知る三遊亭円丈師匠の名曲、「恋のホワン・ホワン」をどうぞヾ(๑╹◡╹)ノ" youtu.be 【特典付】歌謡曲番外地トリオレコード【TV・ノヴェルティ篇】 恋のホワン・ホワン(期間限定歌謡曲番外地キャンペーン特典ステッカー) アーティスト:ユリ・ゲラー、左とん平、貴乃花 SOLID Amazon 恋のホワン・ホワン/恋のリハビリテーション [Analog] アーティスト:三遊亭円丈 クリンク Amazon ◆「ほしい物リスト」「メールフォーム」等へのリンクはサイドバーにあります♪ ◆インフォメーション 井原西鶴の大著、『男色大鑑』の一般向けの現代語訳が発売されました♪ 北見花芽(きひみハマめ)

    三遊亭円丈「恋のホワン・ホワン」 - 魅惑的!お煎チ~ズ!
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/29
    三遊亭円丈師匠がこのような曲を出しているとは思いも寄りませんでした。曲の出足がどことなく大瀧詠一さん風で、どことなく躍動していく1980年代初頭を感じさせる曲調ですね。
  • 100%のお茶の巻【ショートなミョウ・ガールその3】 - 魅惑的!お煎チ~ズ!

    youtu.be 今回はケトル人が登場よヾ(๑╹◡╹)ノ" ショート動画仕様だから、1分以内でご覧いただけるわよヾ(๑╹◡╹)ノ" ◆「ほしい物リスト」「メールフォーム」等へのリンクはサイドバーにあります♪ ◆インフォメーション 井原西鶴の大著、『男色大鑑』の一般向けの現代語訳が発売されました♪ 北見花芽(きひみハマめ)の中の人もちょっと書いてるので、興味のある方も無い方も、下のアマゾンリンクから、お買い求めくださると狂喜乱舞します♪ ※ 書店で買っても、北見花芽の中の人には直接お金が入らないので何卒。 全訳 男色大鑑〈武士編〉 作者: 染谷智幸,畑中千晶,佐藤智子,杉紀子,濵口順一,浜田泰彦,早川由美,松村美奈,あんどうれい,大竹直子,九州男児,こふで,紗久楽さわ 出版社/メーカー: 文学通信 発売日: 2018/12/10 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 全訳 男色大

    100%のお茶の巻【ショートなミョウ・ガールその3】 - 魅惑的!お煎チ~ズ!
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/20
    ケトル人の変貌には吃驚、ずいぶんとイメチェンし、セクシーになりましたね!!それにしてもカボちゃんの言っている果汁100%のお茶って、どんなお茶でしょうか?色や味も気になります。一度飲んでみたいものです。
  • 地獄の沙汰も金次第の巻【ショートなミョウ・ガールその2】 - 魅惑的!お煎チ~ズ!

    youtu.be 前回を見るともっと楽しめますわヾ(๑╹◡╹)ノ" ショート動画仕様なので、1分以内でご覧いただけるわよヾ(๑╹◡╹)ノ" ◆「ほしい物リスト」「メールフォーム」等へのリンクはサイドバーにあります♪ ◆インフォメーション 井原西鶴の大著、『男色大鑑』の一般向けの現代語訳が発売されました♪ 北見花芽(きひみハマめ)の中の人もちょっと書いてるので、興味のある方も無い方も、下のアマゾンリンクから、お買い求めくださると狂喜乱舞します♪ ※ 書店で買っても、北見花芽の中の人には直接お金が入らないので何卒。 全訳 男色大鑑〈武士編〉 作者: 染谷智幸,畑中千晶,佐藤智子,杉紀子,濵口順一,浜田泰彦,早川由美,松村美奈,あんどうれい,大竹直子,九州男児,こふで,紗久楽さわ 出版社/メーカー: 文学通信 発売日: 2018/12/10 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 全訳

    地獄の沙汰も金次第の巻【ショートなミョウ・ガールその2】 - 魅惑的!お煎チ~ズ!
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/20
    カボちゃんに魂がない!?衝撃的な内容に吃驚するとともに、それでもお金で解決できるとはカボちゃん凄いですね!!お金で解決できる地獄の世界、今や地獄も俗世間と同様に世知辛くなったようですね。
  • サンタさんへのお願いの巻【ショートなミョウ・ガールその1】 - 魅惑的!お煎チ~ズ!

    youtu.be はい、ミョウ・ガールの新シリーズ「ショートなミョウ・ガール」配信開始ですヾ(๑╹◡╹)ノ" ショート動画仕様なので、1分以内でご覧いただけるわよヾ(๑╹◡╹)ノ" これからも応援よろしくねヾ(๑╹◡╹)ノ" ◆「ほしい物リスト」「メールフォーム」等へのリンクはサイドバーにあります♪ ◆インフォメーション 井原西鶴の大著、『男色大鑑』の一般向けの現代語訳が発売されました♪ 北見花芽(きひみハマめ)の中の人もちょっと書いてるので、興味のある方も無い方も、下のアマゾンリンクから、お買い求めくださると狂喜乱舞します♪ ※ 書店で買っても、北見花芽の中の人には直接お金が入らないので何卒。 全訳 男色大鑑〈武士編〉 作者: 染谷智幸,畑中千晶,佐藤智子,杉紀子,濵口順一,浜田泰彦,早川由美,松村美奈,あんどうれい,大竹直子,九州男児,こふで,紗久楽さわ 出版社/メーカー: 文学通信

    サンタさんへのお願いの巻【ショートなミョウ・ガールその1】 - 魅惑的!お煎チ~ズ!
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/13
    メインのキャラクターを一新されたのですね!!ミョウ・ガールさん、カボちゃんも人間らしい(?)姿になられて感動しています。サンタとサタンを間違えてカボちゃん、一体何をお願いしたんでしょうねえ!?
  • 【最終回】妙なのミョウ・ガール 37 - 魅惑的!お煎チ~ズ!

    youtu.be 3年以上にわたってご覧いただきありがとうございましたヾ(๑╹◡╹)ノ" とは言っても、リニューアルして再開するんだけどねヾ(๑╹◡╹)ノ" ※ミョウ・ガールがタデ子に刺されたエピソード → 【オリジナルアニメ】妙なのミョウ・ガール その25 - YouTube ◆「ほしい物リスト」「メールフォーム」等へのリンクはサイドバーにあります♪ ◆インフォメーション 井原西鶴の大著、『男色大鑑』の一般向けの現代語訳が発売されました♪ 北見花芽(きひみハマめ)の中の人もちょっと書いてるので、興味のある方も無い方も、下のアマゾンリンクから、お買い求めくださると狂喜乱舞します♪ ※ 書店で買っても、北見花芽の中の人には直接お金が入らないので何卒。 全訳 男色大鑑〈武士編〉 作者: 染谷智幸,畑中千晶,佐藤智子,杉紀子,濵口順一,浜田泰彦,早川由美,松村美奈,あんどうれい,大竹直子,九州

    【最終回】妙なのミョウ・ガール 37 - 魅惑的!お煎チ~ズ!
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/13
    最終回と聞いて吃驚しましたが、その後のリニューアルするとのことでホッとしています。私としてはカボちゃんのコスプレ(?)と政治についてのコメントが印象に残っています。次回作を楽しみに待っています。
  • あとがき『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』)[完] - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 稲生平太郎《いのうへいたろう》ハ、藝州《げいしう》の人にて、其の年十六歳、妖怪の為に悩まさるゝ事、三十日。 然れども、怡然《いぜん》として抱かず、怪異 竟《つひ》に退くに至る。 所謂《いわゆる》、勇悍《ゆうかん》の士也と。 吾が養寿大夫人は、安藝少将吉良朝臣の女也。 寛政年間、平太郎、江府に至る。 夫人召して、其の怪異の終始を問ふ。 平太郎、時に六十餘歳、後にその始末を記し、その形状を圖に表して夫人に呈す。 然れども、藝矦《げいこう》深く此の事の世に聞こえん事を悪《にく》む故を以《も》て、秘して出さず。 発端に西州と云はるも又、此の故 歟《か》。 今、茲《ここ》に文化六 己巳《つちのとみ》六月、故《ゆえ》有りて其の

    あとがき『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』)[完] - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/07
    「全て作り話とも思えません。」とありますが、私も同感です。何かしらの体験はあったと思います。あと小倉外臣の猪飼さんの気持ちはわかります。「見せたらいけない」と言われても、見せたくなりますものね!!
  • 三十日目その2『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (平太郎の氏神) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 扨、其れより前に出し上下着たる男、ふと立ち出て申す様《やう》は、 「某《それがし》の名ハ山《サンモト》五郎左衛門《ごろうざえもん》と申して、天下の魔王にて候《さふら》ふ也。 三界《さんがい》の國〻を廻りて、勇氣強き人の歳十六になるを誑《たぶら》かす事、打ち續きて、百の数を積もり候へバ、魔王の頭《かしら》と成《な》り申す也。 然るに、當時、我と同じく、其の業《わざ》を為《な》しける真野悪五郎《しんのあくごろう》と申す者有り。 是と共に彼の頭と成るの争ひを為し候ふ也。 然《さ》れバ、此の五郎左衛門ハ此の度《たび》、追《つい》に八十五人を續け申せども、八十六人に當たる其許《そのもと》を誑かす事能《あた》

    三十日目その2『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/07
    化け物界の覇権争いに巻き込まれて、平太郎さんもお気の毒でしたね。しかし化け物の世界も熾烈な競争があって大変ですね!!しかも平太郎さんとの会話でもあるように権謀術数を使うこともあるようですね。
  • 三十日目その1『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (化け物のボスらしき男がやってくる) (囲炉裏の灰が吹き上がる) (灰が丸い頭のようになって、両角にコブが出来る) (壁にトンボのように突き出た目と口が現れる) ※この挿絵はどちらを描いているか不明確。 (平太郎の嫌いなミミズが這い出て来る) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 晦日《つごもり》ハ色/\怪敷《あやしき》事有りけるが、先ず、此の夜の始めには五つ時頃、人品骨柄《じんぴんこつがら》宜敷《よろしき》四十ばかり男、浅黄《あさぎ》の上下《かみしも》に二刀《にとう》違《たが》へに差し、「許し給はれ」と案内して、裏の方ゟ入り来たりぬ。 平太郎ハ見しより、 「是なん、兼ねて思ひ設けたる化け物ゝ長《おさ》なるべし。一刀に打ち止めん」 と立ちまち刀を抜き、横

    三十日目その1『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/07
    いよいよ大詰めですね。平和的解決を提案するも同時に嫌がらせをするのは、どっかの国みたいですが、どうなるかはドキドキします。今回の化け物、キャプテン・ウルトラに出てくるバンデル星人を思い出しました。
  • 二十九日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (風と共に星の光のような物が現れる) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿九日、「此の七月も今日《けふ》明日《あす》ばかりになるに、化け物は止まず、如何《いか》にや」と思ふ処《ところ》に、今日ハさして事無く、只、何とやらん心地悪しく、風吹きて家内に吹き渡り、星の光の如くなる物現れ、後ハ蛍火の散り乱れたる如く見へしとぞ。 【現代語訳】 七月二十九日、平太郎が、 「この七月も、残すは今日と明日だけになったというのに、まだ化け物が出て来るのが止まない、どうしたものか」 と思っていた所、今日は大したことは起こりませんでした。 ただ、何となく気分が悪く、風が家の中に吹き渡り、星の光のような物が現れ、それから、蛍のお尻の光が散り乱れたみたいに見えたという事です。

    二十九日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/01
    おっしゃる通りで、確かに嵐の前の静けさかも知れませんね。そう思うのは何となく気分が悪いこと、家の中に風が吹き、星のようなものがチカチカ光ること、これらは大惨事の前の何かしらのサインかもしれませんね。
  • 二十八日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (部屋の中が虚無僧だらけになる) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿八日の夜にハ、遥かに尺八の音聞こえ、程無く虚無僧《こもそう》と見えて、地を踏みもせで、家内に入り来たりぬ。 其の後は、同じ様《さま》の虚無僧打ち續きて、数多《あまた》入り来たりし程に、居間の中一圓に虚無僧となりつゝ、平太郎臥したに傍《かたへ》に皆、寝《いね》てありける。 夜明ケて後は、其の跡も見えず。 【現代語訳】 七月二十八日の夜には、はるか遠くに尺八の音が聞こえ、間もなく虚無僧《こむそう》が地面を踏みもせずに、すーっと家の中に入ってきました。 それから、同じような虚無僧が続いて、たくさん家の中に入ってきました。 居間中が虚無僧だらけになって、平太郎が寝ている側で、虚無僧はみんな

    二十八日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/12/01
    化け物の方も怖がらせよりも嫌がらせが主になってきましたね。部屋の中が虚無僧だらけというのは、似たようなことをどこかのTV局が、やっていたような気がします。ひょっとしてこれが原点かもしれませんね。
  • 二十七日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (部屋が曇って闇のようになる) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿七日の昼の頃、居間の内、曇るが如くにて、次㐧/\に闇の如くなりしが、程無く赤く成りて、輝く様《やう》になりぬ。 後は直物《ひたもの》黒白打ち変わりて、目眩《めくるめ》く様《さま》に覚えしと也。 夜に入りてハ、門の内、拍子木の音聞こえ、又は、蚊帳《かや》の内に、女の声聞こえける。 然《さ》れども、全て形は無し。 【現代語訳】 七月二十七日の昼頃、居間の中が曇ったようになり、徐々に闇のようになりましたが、すぐに赤くなって、輝いているようになりました。 それから、ひたすら、暗くなったり、明るくなったりして、平太郎は目がチカチカしました。 夜になると、門の中で拍子木の音が聞こえ、また、蚊帳《

    二十七日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/11/29
    視覚と聴覚への攻撃はそれが長時間続くと神経がやられてしまうそうで、どこかの国が拷問で似たようなことをやっていました。やはりこの化け物は攻めるべきツボが分かっているようで、相当賢いのではと思います。
  • 二十六日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    > (腸を垂らして飛び回る女の首) ※この挿絵に腸は描かれていない。 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿六の夜は、床の下、地築《ぢつき》に響きして、やがて何処《ゐづく》とも無く、殊《こと》の外《ほか》大いなる女の首、飛び来たりける。 顔の色ハ青白く、首よりハ長き血腸《ちわた》を引き出し、気味の悪しき眼付きにて、少し笑ひつゝ、間の内 彼方此方《あちこち》と鳥の如く飛び廻りしが、後、平太郎が臥したる上を摩《す》り廻り、気味悪しかり故、やがて捕らゑんとすれバ、忽《たちま》ち消え失せ、又、程無く元の如く血腸引き廻りしが、後ハ平太郎も捨て置きて寝《いね》けると也。 【現代語訳】 七月二十六日の夜は、床下が地固めをしているように響き、やがてどこからともなく、思

    二十六日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/11/29
    今回はこのお話の中で最も気味の悪い一夜で、気の弱い私だったらきっと卒倒してしまうほどです。恐らく平太郎さんは血まみれの腸を垂らした首を捕えて、害獣駆除のように処分しようと思ったのでしょうねえ。
  • 二十五日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (縁側の下に生きる死人) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿五日の夜は、裏の方に用事有りて縁の下《もと》に下《お》りけるが、何やらん覚えず踏み附けし故、驚き見るに、死人の様《やう》にて、その面《おもて》ハ恐ろしく、丸眼《まろめ》を開きつゝ、目《ま》起こしをせしが、樵虫《きこりむし》の飛ぶ如く音有りしとぞ。 斯《か》くてハ死人とも覚へざれど、肉冷やゝかにして和《やわ》らかく、其の気味の悪しさ、言ふべからず。 扨《さて》、踏み附けし足ハ、其の肉附きて、もち/\とせし故、裏の方には至る事もならで、漸《やうや》く居間に帰りて、臥しける。 其の後ハ、足に附きて来たりし肉、両股《りやうもゝ》の間に入りて、冷やゝかな事限り無かりしが、終《つひ》に捨て置きて寝入り

    二十五日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/11/29
    冷たい肉が移動する?何とも気持ちが悪いことで、昔のTVアニメ「妖怪人間ベム」のオープニングを見ているようです。その得体のしれないゾンビの肉をそのままにして寝る平太郎さんって、ある意味鈍感力が強いかも!?
  • 二十四日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (数千匹の蝶が飛び回る) (石塔が青い火を出して燃える) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 廿四日の昼は、大い成る蝶一ツ飛び来たり、此処彼処《こゝかしこ》を飛び廻りしが、程無く小さくなると見えて、数千の小さき蝶と化し、居間の内一面に飛び廻りしとぞ。 夜に至りてハ行灯《あんどう》灯《とぼ》しけるに、其の行灯 忽《たちま》ちに石塔と変じける。 「不思議なる術《わざ》かな」と見しに、やがて塔の元より青き火、凄《すさ》まじく燃え出て、石塔は焼け失せ、元の如く行灯と成りにける。 誠に操《あやつ》りの一入《ひとしほ》手際なるが如く也とぞ。 【現代語訳】 七月二十四日の昼は、大きな蝶が一匹飛んで来て、アチコチ飛び回ったのですが、そのうち小さくなったかと思ったら、数

    二十四日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/11/29
    1羽の蝶が数千匹の蝶に変化させたり、夜の行灯→石塔の変化も度胸試しでは苦杯続きで、せめて妖術の凄さを平太郎さんに見せつけようとする化け物の精一杯の行動かもしれません。化け物も承認欲求が強いですね。
  • 十二日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (葛籠が化けたヒキガエル) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 十二日には化け物の仕業と見へて、居間の四角の柱に貼り置きし祈祷札《きとうふだ》に輪の如く墨を塗りて消しけるとぞ。 扨、夜に到りてハ、物置の中より大いなる蟇蛙《ひきがへる》飛び出て、平太郎が寝《いね》て有りし上に飛び上がりける。 其の蛙の胴を見れば、組紐《くみひも》の結びて有りし故、平太郎も「葛籠《つゞら》の化けし物よ」と心得、そのまゝ此の紐を捕らへて離さず臥せけるが、夜明けて見れバ、臥したる腹の上に葛籠を乗せて、紐を捕らへて有りけるぞと。 【現代語訳】 七月十二日には、居間の四角の柱に貼っておいた祈祷札《きとうふだ》の文字が、輪のように丸く、墨で塗りつぶされて消してありましたが、化け物の仕

    十二日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/10/31
    寝ているところに大きなヒキガエルが乗ってくるには普通の人なら恐怖に慄くのに、さすが平太郎、その正体を知って素早く対処するなど素晴らしい。イラストですが、ウルトラマン出てくる怪獣ガマクジラに似てますね。
  • 十一日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (勝手に動き出す、すり鉢とすりこ木) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 明くる十一日の夜は、一族の者、咄《はなし》に来たりけるが、一人の刀の鞘《さや》を化け物に隠され、皆〻尋ねし處に、更に見へず。 平太郎、やがて其の事を高く云ひて怒りけれバ、鞘、天井より落ちにける。 「実に化け物も平太郎にハ恐るゝなるべし」と申しける。 扨、鞘を得て後ハ、何《いず》れも喜び帰りしに、跡にて臺所の方に擂鉢《すりばち》、擂粉木《すりこぎ》、我と我が出でゝ、擂り廻り/\、間の内を廻りけるとぞ。 是は又、珎《めず》ら敷《しく》、可笑《おか》しき事にこそ。 【現代語訳】 翌、七月十一日は、親戚の人たちが話しにやって来たのですが、一人の刀の鞘《さや》を化け物に隠され、みんなで探し

    十一日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/10/31
    平太郎の剣幕に恐れをなした妖怪、でも面子が立たないので、すり鉢とすりこ木がへんてこな動作をするなど、吉本新喜劇を見ているようでした。この物語には喜劇的な要素もあるのですね。ますます好きになりました。
  • 十日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (ニセ貞八の頭が割れて赤子が出てくる) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 明くる十日の宵の内も、馴染《なじ》ミの人にて貞八と言へる者に変じ来たり。 臺所にて物語せし内に、其の貞八が頭、二ツに割れ、猿の如き赤子、二ツ三ツ出しに、後は一所になりて、一ツの大入道《おほにうどう》になり、やがて平太郎に掴み付かんとせし故、平太郎も捕らへんとするに、疾《と》く消え失せける。 平太郎ハ恐るゝ心も無かりけるが、動《やや》ともすれバ、馴染ミの人と化け来たり、惑はさるゝには困りぬるとぞ。 【現代語訳】 翌、七月十日の日が暮れて間もない頃も、妖怪は、平太郎と親しい貞八《さだはち》という者に化けてやって来ました。 台所で話をしていると、その貞八の頭が二つに割れ、猿のような赤

    十日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/10/31
    今回は前回と違い、SFの要素を取り入れたお話で、思うにこの作者は生まれる時代が早すぎた印象を受け、現代の作家と比較して遜色はないと感じました。頭が割れて赤ん坊が出てくるシーンはとてもシュールですね!!
  • 九日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    何故か、九日目はこれまでに比べて記述が長いので、覚悟して読んでください(笑) (切腹したニセ亮太夫) (ニセ亮太夫の幽霊) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 九日の夜ハ、四つ頃迄も何事無かりしに、ふと誰やらん訪れし故、「誰ぞ」と問へバ、「亮太夫《りやうだゆう》」と答《こと》ふ。 其れより戸明ケて、内に誘ひけり。 扨、亮太夫申す様ハ、「今宵ハ此の家の化け物退治すべしと思ひ、兄影山彦之助、家に持ち傳へし有名の刀取り出し、持参せし」由、語りし内に、何やらん円《まど》かなる物転び入りし故、亮太夫、右の刀にて追ひ詰め/\せしが、終《つひ》に切り附けしと見えて、忽《たちま》ちに火花を散らしぬ。 其れより平太郎ハ灯り持ち行き見れば、石臼《いしうす》也。 然れバ、刃

    九日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/10/31
    今回のお話は読みごたえがありました。まるで現代のサスペンスドラマを見ているようで、妖怪と平太郎の心理戦はハラハラ・ドキドキの展開でした。江戸時代にもこういう時代を先取りした作家がいたことには驚きです。
  • 七日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (大きな坊主) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 七日の夜は、彼是《かれこれ》馴染《なじ》みの人〻申し合ひして、「棒に弓よ」と所持したる所に、権八は鎗《やり》引つ提《さ》げ来たり、やがて門の外を巡りしに、壁より内に大いなる坊主の如き者立ち廻りけるを見し故、「心得たり、いで突き留めばや」と鎗取り直し、突いて掛ゝりたるに、其の鎗をバ彼の坊主「やらん」と引つ手繰《たく》り取りければ、権八は興を醒まし、内に帰りて其の様子を語りけるに、彼の槍は早《は》や先程に門の方より内に入り、有り逢ふ一人の鬢先《びんさき》に押し当たり、又裏の方に飛び出しける由《よし》。 集まりし皆/\は慄《おのゝ》き恐れて静まり居たりしが、早や暇《いとま》申して帰りけるとぞ。 【現代語訳】

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    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/10/24
    驚かすだけの妖怪VS人間の展開が戦闘(?)の局面になってしまいましたね。こうなってくると人間は弱いものですね。この本の挿絵は何となく味があり、登場する妖怪や怪奇現象の要点を抑えてあり、私は好きです。
  • 六日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    (木部屋の戸口を塞ぐ老婆の顔) 新日古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 六日の夜ハ、庭の前に有りし木部屋《きべや》に行かんとせしに、部屋に当たり大いさ戸口を塞《ふさ》ぎし程の老婆の顔有り。 平太郎ハやがて思ひ付き、小柄《こづか》提ゲて其處《そこ》に到り、婆《ばゞ》の眉間《みけん》に打ち込みしが、稀有《けう》成るかな、婆は痛める色も無く、平太郎興を醒《さ》まし、其の侭《まま》に捨て置き、帰りける。 明ケの朝に到りて、是を見れば、婆の顔は無くて、小柄は彼の眉間と見て突き立てしと思ひける所に、斯《か》ゝる如く[空《そら》]に成りて有りしとぞ。※脱字を補いました。 「珎《めづ》らしき事かな」と善《よ》く/\見て後ハ、小柄は地上に落ちにける。 是らは一入《ひとしお》

    六日目『稲生平太郎妖怪記』(『稲生物怪録』) - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    Kitajskaya
    Kitajskaya 2021/10/24
    木戸一面の老婆の顔が登場すると誰しもさすがに恐怖でたじろぎますが、さすが平太郎ですね、肝が据わっていてたじろぎもしない。最後の老婆の顔に刺した小刀が宙に浮いている描写はひときわ不気味ですね。