【要約】 西王母の桃を食べて若返った爺と婆から生まれた子どもは、桃太郎と名付けられました。 桃太郎は蛇を素手で平気で捕まえ、米俵を軽々と持ち上げる力持ちに育ちました。 友達「桃太郎さん、蛇なんか捕まえるのはおよしよ」 桃太郎「だって、セミを取る時にジャマじゃん。さてと、この蛇はどう料理してやろうか」 近所のオッサン「これだけ力持ちの子どもは、金太郎か桃太郎ぐらいしかいねえなあ」 桃太郎「米俵って軽いんだね。もう一俵持って、拍子木みたいに打ってみせるよ 北尾政美(きたおまさよし)画『桃太郎一代記』天明元[一七八一]年刊 桃太郎一代記 5巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 ※画像は拡大できます。 【翻刻】【補足表記】【現代語訳】 ふくへもん一子◆をもゝのゑんをとりもゝ◆太良と名をつけたん/\◆セいしんし