能登半島地震の被災地では、各地からの災害派遣医療チーム「DMAT」が、負傷者の治療や医療支援に当たる。石川県七尾市の公立能登総合病院に置かれた活動拠点で、本部機能を果たした名古屋市立大医学部付属東部医療センターチームの三浦敏靖医師(49)は、活動の最大の課題を「道路状況の悪さ。人も物も届けられない」と語り、危機感をあらわにした。
能登半島地震の被災地では、各地からの災害派遣医療チーム「DMAT」が、負傷者の治療や医療支援に当たる。石川県七尾市の公立能登総合病院に置かれた活動拠点で、本部機能を果たした名古屋市立大医学部付属東部医療センターチームの三浦敏靖医師(49)は、活動の最大の課題を「道路状況の悪さ。人も物も届けられない」と語り、危機感をあらわにした。
新型コロナ第7波では、全年代でいっせいに感染者数が急増し始め、第6波を超える速度で医療が逼迫し始めています。特に救急医療と発熱外来の逼迫が厳しく、全国各地の医療従事者から悲鳴が上がっています。第7波に打つ手はあるのでしょうか? 再び増加する救急搬送困難各地で救急車を要請しても搬送できない事例が相次いでいます。第6波の水準を超える勢いで、特に沖縄県の医療が壊滅的な状況にあります。 東京都でも、「東京ルール」(救急隊による5つの医療機関への受入要請または選定開始から20分以上経過しても搬送先が決定しない事案)の適用件数がコロナ禍最多の354件に到達し(図1)(1)、今後さらに感染者が増えると、過去に経験したことのない救急医療の逼迫が起こるかもしれません。 図1. 東京ルール適用件数(参考資料1をもとに筆者作成) 発熱外来受診の逼迫「のどが痛い」「咳が出る」などの新型コロナが疑わしい症状は基本的
簡単な尿検査で新型コロナウイルスに感染した人が重症化するかを予測する500人規模の臨床研究を国立国際医療研究センターのグループが実施することが分かりました。実用化されれば、入院が必要かどうかを判断するのに役立つと期待されています。 この臨床研究は、国立国際医療研究センターのグループが実施するものです。 臨床研究は、新型コロナウイルスに感染して宿泊施設で療養している人や入院している人、およそ500人を対象に、尿に含まれる「L-FABP」というたんぱく質の量を調べるということです。 これまでの研究で、このたんぱく質が正常値より多いと、症状が悪化するリスクが8倍余り、高くなっていたということです。 尿検査は、検査キットを使って自分でできるということで、療養や入院の初日と2日後に検査キットの画像をスマートフォンで送ってもらい、医師が結果を判定します。 グループでは、自治体や医療機関に協力を呼びかけ
ワクチンは抗体の働きで感染を防ぎますが、新型コロナウイルスの場合、感染してもしばらくすると血液中の抗体が減り始めたという報告があり、ワクチン開発には課題があると指摘されています。北里大学のグループは鼻から吸い込むことで、ウイルスの入口となる鼻の奥で抗体を作って感染を防ぐ新たなワクチンの開発を進め、近く、動物実験などで効果を確かめるとしています。 北里大学の片山和彦教授らの研究グループは、こうした課題を解決しようと、鼻から吸い込むことで、ウイルスが最初に感染する鼻の粘膜に抗体を作る新たなタイプのワクチンの開発を進めています。 このワクチンは、免疫の反応を引き起こすたんぱく質を、「分子ニードル」と呼ばれる細胞の中で溶ける極めて微少な針状の分子を使って注入するもので、鼻から吸い込むことで鼻の粘膜に局所的に抗体を作りだして感染を防ぎます。 研究グループは、注射によって血液中で抗体を作るよりも効果が
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