県の設置第三者委が中間報告 県教委判断を覆す 2014年8月に鹿児島市の鹿児島県立高1年の男子生徒(当時15歳)が自殺した問題で、県が設置した第三者委員会は18日、男子生徒のかばんに納豆巻きを入れたりするいじめがあったとする中間報告をまとめた。昨年3月に県教委の第三者委が「いじめがあったとは認定できない」とした判断を覆した。今後はいじめと自殺との因果関係を調べ、報告書をまとめる。 中間報告によると、周囲の生徒の多くは調査に「いたずらや遊びの延長だった」と答えたが、県の第三者委は「これらの生徒は男子生徒の心理的苦痛を感じ取れていない」と指摘。かばんに納豆巻きを入れられたり、スリッパを隠されたりした他にもいじめが繰り返されていたと結論づけた。