東京都内では、新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴って、感染が確認されたあと医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整がついていない人も急増していて、この1か月半余りで13倍余りになっています。その一方で、首都圏では軽症者や無症状者が滞在する宿泊療養先の使用率が3割程度にとどまっていることが、各自治体への取材でわかりました。 1か月半余りで13.4倍と急速増加 東京都は感染が確認された患者の状況について「入院中」「宿泊療養」「自宅療養」「入院・療養等調整中」に分けて毎日、発表しています。 このうち、医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整がついていない人を示す「入院・療養等調整中」は、 ▽先月1日は577人だったのに対し、 ▽今月1日は2447人となり1か月で4.2倍に増加しました。 今月に入っても増加のペースは収まらず、 ▽17日はこれまでで最も多い7727人となりました