令和5年の大学入学共通テスト=東京都文京区の東京大学13日と14日に実施が予定されている大学入学共通テスト。問題作成は大学入試センター(東京都目黒区)の一角、限られた人しか立ち入りを許されない扉の奥で行われている。携わるのは全国から集められた大学教員ら専門家たち。正確さや公平さに神経をとがらせる一方で、人気キャラクターを題材に使うなど出題には工夫をこらす。47万人の受験生が向き合うテストができ上がるまでの2年間に迫る。 問題作成はセンター内の特定の建物内でのみ行われている。入り口には職員から「鉄扉(てっぴ)」と呼ばれている重厚な扉。その奥は問題作成に関わる人でなければセンターの職員でも立ち入ることは許されない隔絶された空間だ。パソコンやスマートフォンは手前のロッカーに預ける仕組みで、作業用のパソコンも外部のネットワークに接続できないように設定されているという。 漏洩(ろうえい)に対するリス