大手検索サイト「グーグル」に実名などの文字を入力して検索する際、途中から予測文字や補足情報を表示する「サジェスト機能」を巡り、日本人男性がプライバシーを侵害されたとして、米国のグーグル本社に表示差し止めを求める仮処分を申請し、東京地裁(作田寛之裁判官)が申請を認める決定をしたことが分かった。だが、米グーグルは「日本の法律で規制されない」と拒否し、被害が救済されない事態となっている。決定は19日付。【中川聡子】 米グーグル拒否「日本の法律で規制されない」 男性側によると、男性の実名を入力しようとすると、途中からフルネームとともに犯罪行為を連想させる単語が検索候補の一つとして表示され、それを選択すると男性を中傷する記事が並ぶという。 男性は数年前、当時の勤務先で思い当たる節がないのに退職に追い込まれ、その後の就職活動でも採用を断られたり内定が取り消されたりする事態が相次いだという。このため調査
染色体末端部の「テロメア」と呼ばれる部分の長さが、寿命と関係があることを英国・グラスゴー大の研究チームが小鳥の「キンカチョウ」を使った実験で突き止めた。寿命がどのように決まるのかの一端を解明する成果で、9日付の米科学アカデミー紀要に発表された。研究チームは99羽のキンカチョウを飼育。ふ化後25日から1年ごとに赤血球を採取して、年齢ごとのテロメアの長さを分析し、自然死するまでの期間(1年未満~9年)との関連を調べた。その結果、ふ化後25日の時点で最もテロメアが短かったグループの17羽はすべて4歳までに死んだのに対し、最も長かったグループの5羽は4~7歳まで生きるなど、テロメアの長さと寿命に強い相関関係があることが分かった。 テロメアは生物の細胞の中にある染色体の末端にあり、染色体の端がほぐれないように保護する役割をしている。正常な細胞では、細胞分裂のたびにテロメアが短くなることが知られ、限界
アイスジャムとみられる現象で鵡川に堆積した氷片。水位は4日間下がらなかった=北海道むかわ町で2011年3月13日(寒地土木研究所提供) 東日本大震災で津波が遡上(そじょう)した鵡川(むかわ)(北海道むかわ町)で、河口付近に津波で割れた氷が堆積(たいせき)して水位が4日間下がらなかったことが、寒地土木研究所(札幌市豊平区)の調査で分かった。大量の氷が川に詰まって流れを妨げる「アイスジャム」という現象が起きたとみられる。津波による発生は世界的にも珍しく、同研究所は「冬の北海道ならではの現象。津波被害が拡大する危険もあり、詳しく調べて対策に生かす必要がある」と指摘している。 同研究所や国土交通省室蘭開発建設部などによると、むかわ町では3月11日、高さ3.1メートルの津波が押し寄せ、全面結氷していた鵡川でも約5キロにわたりさかのぼった。河口2.6キロにある観測所では、津波の直前は0.91メートルだ
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