東芝の綱川智社長は監査法人が今回の決算について「意見不表明」としながら、決算を公表したことについて、「このような結果となり誠に遺憾です。監査委員会からは、損失を認識すべき具体的な指摘を受けていない以上、延長申請を改めてしても、今後も監査法人から適正意見をいただけるめどはなく、これ以上株主や関係者にご迷惑ご心配をおかけすることになるので、極めて異例だが決算を公表することにした」と述べました。 そのうえで、「決算ができない状況が続き、このような事態に至ったことに関しまして、大変なご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを心からおわびを申し上げます」と陳謝しました。