自動車メディアにおける「定説」、あるいは何かというと使われる「枕詞」の1つに「FR(フロントにエンジンを積み、後輪を駆動するレイアウト)のクルマはスポーティ」というフレーズがある。もう少し範囲を広げて「後輪を駆動するクルマはスポーティ」とする場合も少なくない。逆に言えば「前輪(あるいは全輪)を駆動するレイアウトは『スポーティ』ではない」ということになるわけだが。 どうやらこうした定説に与する輩たちにとっては、「旋回中にアクセルペダルを踏みつけるとリアタイヤが滑る」と「スポーティ」であるらしい。 先日もこのコラムで書き記したように、自動車が「欲望を刺激する工業製品」となった、その本質の中には「ヒトが自ら操る」面白さが必ずあり、したがって「ドライビングというスポーツ」を掘り下げて研鑽を積めば、「どんなクルマでも『操ることはスポーツ』だ」と実感できるようになる。 もちろんそれぞれのクルマを「意の
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