“社畜”(しゃちく)という言葉を知っていますか? これは家庭をかえりみず、滅私奉公して会社のために働くサラリーマンのことをさす造語です。毎日夜遅くまでサービス残業して、休日出勤も甘んじて受け入れて……。そんな会社に人生をささげた人たちを、まるで飼い主に要求されるがまま生産活動を行う畜生のようだと揶揄(やゆ)したのが、この社畜という言葉なんですね。 そんな「24時間戦えますか?」な社畜的生き方への反動から、積極的に育児参加する“イクメン”が流行するなど、若い人たちを中心に、出世を望まず家庭を大切にしたいと考える人たちが増えています。とはいえ、職場での声に耳を傾けてみると、家庭を重視するあまり仕事を軽視してしまい、上司や同僚の反感を買ってしまう人も増えているようです。社畜のみなさんは、そんな家庭を重視しすぎる人たちのことを“家畜”(かちく)と呼んで卑下しているとか……。 仕事を取るのか、それと