人気が広がっているスポーツ用自転車で、点検や整備の不足が原因の転倒事故が起きていると、国民生活センターが18日、注意を呼びかけた。「日常生活で使ういわゆる『ママチャリ』と比べて専門的な知識が必要。車両の構造や使用方法をよく理解して乗ってほしい」と話している。 スポーツ用自転車は、軽量でタイヤが細いロードレーサーや比較的乗りやすいクロスバイクが主流。センターによると、2014年度までの5年間でけがやけがのおそれがあったという相談は152件あり、うち24件は骨折など1カ月以上の重傷を負ったという相談だった。不適切な取り扱いが原因とみられるケースが多いという。 センターは実証実験をして注意点を探った。その結果、ハンドル周辺や車輪、サドルを正しく固定していないと、走行中に部品が壊れたり、サドルやタイヤが外れたりするおそれがあることが分かった。ハンドルの高さを調整する時や外した車輪を再び装着する際に