和歌山電鉄貴志川線の貴志駅(和歌山県紀の川市)で、ネコの駅長として人気を集めた三毛猫の「たま」が22日、和歌山県内の動物病院で死んだ。 16歳だった。人間の年齢に換算すると80歳ぐらいの高齢だった。 たまは、動物駅長の先駆けとして、同電鉄のPRに貢献。もともと無人だった同駅の売店で飼われていたが、同電鉄が南海電鉄から貴志川線を引き継いだ翌年の2007年、駅長に就任した。またたく間に話題を呼び、同線は、たまを見ようと、国内だけでなく、海外からも訪れる観光客でにぎわうようになった。 5月頃から体調を崩し、入院していたという。
