都で随一の権勢を誇っていた管領・細川晴元も、家臣たちとの内部抗争に手をやいていました。とくに強大な軍事力をもつ三好長慶とその家臣・松永久秀の勢力は、主君の晴元を脅かす存在になっていました。 連歌とは、複数人が集まり和歌を上句「五・七・五」と下句「七・七」で分け、厳密なルール(式目)のもとに交互に詠み連ねる形式のことで、室町文化を代表する詩歌の一つであり、武家にとっても必須の教養の一つでした。 多数の人たちが次々と詠み継いでいくため、前の句を詠み解く教養とセンスが求められ、貴族の邸宅や有力寺社などでも連歌会(れんがえ)が催されていました。
![第六回「三好長慶襲撃計画」 | あらすじ | 『麒麟がくる』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7428189dd844368e5a1fc0a63a7f4abad67fc07f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nhk.or.jp%2Fkirin%2Fstory%2Fimg%2Fogp_06.jpg)