前編記事「「ずさんなインタビュー映像のせいで証言した農協職員が退職」…農協「自爆営業」問題で明らかになったTBS『news23』の失墜」では、TBSの報道で身バレした農協職員について報じた本誌に対し、TBSが送付してきた「抗議書」を紹介した。この抗議がいかに陳腐なものかを、以下、告発者の証言をもとに解説していく。 「あるモノ」が映り込んだ 百歩譲ってA氏の指摘と要求が「非難」に当たらないというなら、同じく番組で自爆営業を証言した別のJA職員B氏の次の訴えはどう受け止めるのだろうか。B氏も放送翌日に身元が周囲に判明し、職場で数々の嫌がらせを受けてきた。 「TBSの記者には放送後、映像の加工に大きな問題があり、『身バレした』と苦言を伝えました。それなのに、記者は『とにかく、しらばっくれてください』と、まるで他人事。3月末、突然、電話で『正式に謝罪すべきですか』と聞かれたので、『よろしくお願いし