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Facebookは、公開株式市場が同社に1000億ドルの市場価値があると判断したことを、どのようにして正当化していくのか。もちろん、大金を稼ぐことでだ。では、Facebookはその売り上げをどこから得るのか。Googleから奪うことになるだろう。 少なくとも、Facebookはそのように試みるだろう。同社はソーシャルネットワークで、Googleは検索エンジンだが、両社とも広告によって売り上げを得ている。両社は同じ広告収入、広告を目にする同じユーザーのマインドシェア、そして究極的には、ソーシャルネットワークの成否を決定づける同じ原鉱、つまり情報の所有と支配をめぐって争っている。 FacebookとGoogleはテクノロジ分野において、異なる時代を象徴している。Facebookは現在のいわゆるソーシャル時代だ。Googleは急速に遠ざかっていく過去、つまりウェブの時代である。テクノロジ分野の大
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 人間我侭なもので、何を買えば良いのか判らないときに、皆が持っているもの、スタンダードなものを買いたがる。しかし、あまりにも多くの人が持っていると、かえってそれを敬遠して、ちょっと変わったものを探し始める。そこの臨界点がどこにあるのか判らないが、これは多分に心理的な問題だろう。最近、Googleがその心理的臨界点を超えつつあるような感覚がある。 GoogleのMicrosoft化 かつてMicrosoftはその臨界点を超え、多くの人がそのソフトウェアを使い続けているにも関わらず、その市場寡占に対する批判を受けた。そしてその唯一の対抗軸とも言えるGoogleが、Microsoft化しているという批判を受け始めたのである。Ad Innovat
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