世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日、新型コロナウイルスが「パンデミック(世界的な大流行)」となる脅威が「現実味を帯びてきた」と表明しつつも、なお制御可能との認識を示した。2月撮影(2020年 ロイター/DENIS BALIBOUSE) 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日、新型コロナウイルスが「パンデミック(世界的な大流行)」となる脅威が「現実味を帯びてきた」と表明しつつも、なお制御可能との認識を示した。 テドロス事務局長は記者会見で「新型ウイルスは多くの国で根付いており、パンデミックは現実味を帯びている」と語った。同時に「制御可能なパンデミックとして初のケースとなるだろう。われわれは新型ウイルスに翻弄(ほんろう)されない」と言明した。 感染約11万例の93%が中国、韓国、イタリア、イランの4カ国に集中しているとした上で、新型ウイルス対策は封じ込めと影響の緩和双方に注