韓国で日本政府に竹島の領有権主張の中止を求めた民主党の土肥隆一衆院議員(衆院政治倫理審査会長)に対して、与党内からも批判が相次いだ。 民主党の渡辺周国民運動委員長は9日夜、BSフジの番組で「政府としても民主党としても、竹島は日本固有の領土だと一致している。(土肥氏は)まったくの見当違いで撤回すべきだ。放置してしまうと、党として黙認したことになりかねない。公の場で説明していただきたい」と指弾した。斎藤勁民主党国対委員長代理も同じ番組で「信じられない」と語った。 また、別の民主党の旧民社党系グループに所属する中堅議員は「こいつは死刑だ。死刑!」と、土肥氏を非難した。 また、竹島がある島根県選出の国民新党の亀井亜紀子政務調査会長(参院議員)は産経新聞の取材に対し、「日本の国会議員とは思えない発言で考えられない。与党の議員なので責任は重い」と述べた。