“第15回電撃小説大賞”の金賞を受賞した『パララバ -Parallel lovers-』の著者、静月遠火先生にインタビューを行った。 『パララバ -Parallel lovers-』は、想いを寄せる少年・一哉の死にうちひしがれる主人公・綾のもとに、死んだはずの一哉から一本の電話が掛かってくるところからはじまる学園ラブミステリー。著者の静月先生に、さまざまな質問をぶつけてみたのでご覧いただきたい。 ――まずは、作品を書こうと思った経緯を教えてください。 静月先生:大学のサークルで、お題を決めて作品を書いたことがあったんです。その時のお題が確か“電話”で、すごく短いプロローグのようなものを書きました。それを長くしてみようと思って作ったものがこの作品です。それと、高畑京一郎先生の『タイム・リープ』がすごく好きで、いつかこんな話を書いてみようと思っていたこともキッカケの1つですね。 ――“大学のサ