半年ほど前、突然倒れた。庭に出て背伸びをしたら、「ほへーっ」などと気の抜けた声をあげ、倒れた(らしい)。母は大急ぎで救急車を呼んだ(らしい)。自分が覚えているのは、庭に出て、背伸びしたっけ?しなかったっけ?ってとこあたりまでである。意識失うときって、全然覚えてないし予兆もないんだなと思った。(死ぬ時こんなんだったらいいよなー……ポックリってこういうのを言うんだろうな)で、庭に出たところから、ハッ!と気付けば、タンカに乗せられ、病院へ入っていくところだった。「アレ?ここどこ?」と言おうとしたらうまく言葉にならなかった。倒れた時に、舌を切っていたのだ。看護士さんが「大丈夫ですか。意識ありますね」とか言ってた気がする。母が心配そうにタンカと並列して走っていた。「あんたね、倒れたのよ」と母。マジでか。なんかよくわからんが、検査をすることになった。「検査しますがよろしいですか」「ええそれはもう」的会