米誌タイム・アジア版の最新号(3月22日号)は、米海軍横須賀基地を事実上の母港とするイージス艦、カウペンズの女性艦長がこの1月に、部下に対する虐待などを理由に解任されたと、入手した海軍監察長官の報告書を基に報じた。 同誌によると、この艦長はホリー・グラフ大佐。海軍一家に育ち米海軍兵学校を卒業した大佐は2003年、イージス・システム搭載の駆逐艦、ウィンストン・S・チャーチルの艦長となり、08年にはやはり同システムを搭載し9千トンを超す米海軍最大の洋上戦闘艦、カウペンズ(乗組員400人)の艦長に昇進、その都度、「女性初」の米海軍記録を作ってきた。 同年9月にカウペンズが和歌山下津港(和歌山市)に寄港した際には、大佐は艦内で記者会見し、「市民と乗組員との交流を深めるために来ました」と述べている。 だが、報告書などによると、グラフ大佐は部下に、私的なクリスマス・パーティーでのピアノ演奏や飼い犬の散