二次電池は充放電時の動作制御によって寿命などが大きく変わる。ゼットエムピーは小型電気自動車に採用したリチウムイオン二次電池モジュールを単体で製品化した。特長はプログラムによる充放電制御が可能なことだ。 ゼットエムピーは、容量3.1kWhの大容量リチウムイオン二次電池モジュール「e-nuvo BMS-L」2品種の出荷を開始した(図1)。電気自動車(EV)や家庭用発電システムの研究用に向けた製品である。 容量が3.1kWhと大きいため、電池の動作モードを検証するだけでなく、例えば消費電力100Wの電気こたつを夜間に9時間ずつ利用した場合、約4日間動作するという。 プログラムによる充放電制御が可能 二次電池は充放電時の電圧や電流、容量に対する充放電の量(充放電深度:SoC/DoD)によって、充放電できる回数(サイクル寿命)などが変化するため、機器設計に際しては、充放電制御が欠かせない。 e-nu