「安くて良質」のPB商品をなぜ削減するのか 米アマゾンが売り上げ不振などを理由に、プライベートブランド(PB)商品の削減を進める模様だ。7月15日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「規制面の圧力を和らげるため、PB事業から完全に撤退する可能性についても協議している」と報じた。同紙によると、アマゾンは2020年時点で45の自社ブランドを展開し、24万3000点の商品を扱っている。この報道が事実であれば、アマゾンのビジネスモデルは大きな転換点を迎える。 足許、米国のIT先端企業の成長期待は低下している。一部ではレイオフも実施されている。アマゾンは“アマゾン・キラー”と呼ばれる競合企業の登場に直面している。競争は激化し、ネット通販などでアマゾンが競争優位性を維持することは難しい。脱グローバル化によって世界全体でコストプッシュ圧力が高まっていることも大きい。 アマゾンのPB事業は「Amaz
![もう自社ブランドを売りまくる時代ではない…アマゾンが安くて良質な「PB商品」をやめる本当の狙い 既存事業を守ろうとする日本企業とは正反対](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b251e1a4196fcd5409e7c4c0d453fbcf89228925/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2Fa%2F1200wm%2Fimg_ba6e01311a821b6f5faa7233204be9ec1007223.jpg)