連載第7回は、slider.jsを読み解きます。このライブラリはスライダーというGUI部品を提供します。スライダーは、オーディオ機器でボリュームのところによく見かける、目盛の付いた溝にツマミがついたものです。GUI部品としては、やはりボリュームの調整や、あるいはペイントソフトで色を合成するときなどに使われます。連続的な値を、気軽に上げたり下げたりするのに便利です。その反面、細かい調整をするには向きません。 スライダーの各部の名称 コードの解説に入る前に、部品の各部の名称を確かめましょう。以下の画像をご覧ください。ツマミを英語ではハンドルといい、溝をトラックといいます。スライダーの範囲をレンジといいます。複数のハンドルの間にできる区間をスパンといいます。 実際の動作例もご覧ください(script.aculo.usの機能テストに含まれるslider_test.htmlを和訳したものです。 Co