未来を予測できると大言する人はいくらでもいます。しかしその大半、いえ、全員があてにはなりません。 しかしこの世には未来に「半歩」だけ先に入り、ある一定の確率で次に起こることを予測する方法があります。それが統計的な手法です。 大著「シグナル&ノイズ」の著者ネイト・シルバーは、メジャーリーグの選手成績を予想するPECOTAシステムの開発者としてしられ、また、NYTimesのブログFiveThirtyEight(現在はESPNとのパートナーシップで別ドメインへ移行)で大統領選挙の予測を行い、2012年に関しては50州すべての予想を的中させたという実績をもっている人物です。 その彼が、新型インフルエンザから地球温暖化、テロリズムから巨大地震から経済破綻にいたるまで、「予測」について書く言葉に耳を傾けない理由はありません。### 予測、その捉えがたい実態 しかし、ネイト・シルバー氏はまえがきではっき
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