タグ

ブックマーク / kimyo.blog50.fc2.com (7)

  • 同人誌『奇妙な味の物語ブックガイド』刊行のお知らせ

    新しく、同人誌を作成することにしました。タイトルは『奇妙な味の物語ブックガイド』。海外作家の<奇妙な味>の短篇集を100タイトルほど紹介したガイドです。 ロアルド・ダールやスタンリイ・エリンといった、一般に<奇妙な味>と認知されている作品だけでなく、ミステリ・SF・ホラー・文学など、いろいろなジャンルから<奇妙な味>的な要素を持つ作品集をセレクションして紹介しています。 全てではないのですが、大部分のタイトルで個々の収録短篇を詳細に紹介しています(そのために、ページ数が大分増えてしまってはいるのですが)。 ただ今、印刷会社にて印刷中です。 11月22日(日)に開催予定の文学フリマ東京に、「サークル奇妙な世界」として、参加することになっています。予定としては、そちらで初売り、その後、通信販売をしたいと考えているのですが、早く印刷が上がった場合は、通販を先に開始するかもしれません。 通信販売

    同人誌『奇妙な味の物語ブックガイド』刊行のお知らせ
  • 5月の気になる新刊と《ナイトランド》新創刊のこと

    発売中 ヴィリ・ザイデル『世界最古のもの』(沖積社 2700円) 5月1日刊 ジーン・ウルフ『ジーン・ウルフの記念日の』(国書刊行会 予価2592円) 5月7日刊 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『幻獣辞典』(河出文庫 予価1188円) 5月8日刊 スタンリイ・エリン『特別料理』(ハヤカワ・ミステリ文庫 予価972円) 5月8日刊 パトリック・レドモンド『霊応ゲーム』(ハヤカワ文庫NV 予価1188円) 5月11日刊 バリー・ライガ『さよなら、シリアルキラー』(創元推理文庫 予価1296円) 5月12日刊 アルベルト・モラヴィア『薔薇とハナムグリ シュールレアリズム風刺短篇集』(光文社古典新訳文庫) 5月12日刊 《ナイトランド・クォータリー vol.01 吸血鬼変奏曲》 (アトリエサード 1836円) 5月15日刊 レオ・ペルッツ『スウェーデンの騎士』(国書刊行会 2592円) 5月20日予定

    5月の気になる新刊と《ナイトランド》新創刊のこと
  • 物語の作り方の楽しみ方  エンターテインメントとしての創作ガイド

    作家の頭の中はどうなっているの? どうやってアイディアを考えているの? 好き、物語好きの人なら、一度は考える疑問でしょう。そうした要望に答えてか、世の中には、小説の書き方の、指南書というものが多く存在します。 僕は、この手のジャンルのを見つけると、思わず手にとってしまいます。時には、作品を読んだことがない作家のも読んでしまうぐらいです。やはり小説好きにとって、作家の頭の中、創作法というのは、非常に興味を惹かれるテーマなのでしょう。 今回は、このジャンルの中で、エンタテインメントとして面白く読んだについて、いくつか紹介していきたいと思います。 野崎六助『ミステリを書く! 10のステップ』(創元ライブラリ) 実践的な小説の書き方のとして、第一に挙げたいです。 ステップごとに、具体例(主に自作)を挙げて、小説の書き方を解説しています。理論的でわかりやすいのですが、紹介されている著者

    物語の作り方の楽しみ方  エンターテインメントとしての創作ガイド
  • 異端の映画ガイド  稲生平太郎+高橋洋『映画の生体解剖 ~恐怖と恍惚のシネマガイド~』

    稲生平太郎+高橋洋『映画の生体解剖 ~恐怖と恍惚のシネマガイド~』(洋泉社)は、英文学者にして作家の稲生平太郎と、映画『リング』『女優霊』の脚で知られる脚家、高橋洋の映画に関する対談をまとめたです。 映画ガイドはあまたありますが、書のようなは初めて読みました。書のユニークな点は、まず映画が、監督やジャンルではなく、テーマ別に語られていること。そしてそのテーマの切り口が非常に独特なところです。 テーマの例をいくつか挙げると、「放電」「手術台」「水」「パラノイア感覚」「姉妹」「フィルムの中のフィルム」など。「パラノイア感覚」「姉妹」などはともかく、「放電」や「手術台」でテーマを立ててしまうところに驚かされます。 そして各テーマで取り上げられるのは、娯楽映画、ジャンル映画に限りません。また、欧米の作品だけでなく、邦画、インド映画など、国籍も多数。 著者二人とも、膨大な数の映画を鑑賞

    異端の映画ガイド  稲生平太郎+高橋洋『映画の生体解剖 ~恐怖と恍惚のシネマガイド~』
    Lian
    Lian 2014/04/13
    気になるなー
  • 4月の気になる新刊

    4月10日刊 スティーヴン・キング『ビッグ・ドライバー』(文春文庫 予価760円) 4月上旬刊 レイ・ブラッドベリ『刺青の男 新装版』(ハヤカワSF文庫) 4月11日刊 フェルディナント・フォン・シーラッハ『コリーニ事件』(東京創元社 予価1680円) 4月13日刊 ロン・カリー・ジュニア『神は死んだ』(白水社 予価2310円) 4月16日刊 ディーノ・ブッツァーティ『タタール人の砂漠』(岩波文庫 882円) 4月17日刊 フランセス・F・バーネット『白い人びと』(みすず書房 予価2940円) 4月20日刊 バルドゥイン・グロラー『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(創元推理文庫 予価1155円) 4月23日刊 岡綺堂『近代異妖篇 岡綺堂読物集3』(中公文庫 720円) 4月23日刊 ジョン・コリア『予期せぬ結末 ミッドナイト・ブルー』(扶桑社ミステリー) 4月の要注目は、やはり岩波文庫のブ

    4月の気になる新刊
  • よりぬき『バベルの図書館』

    8月に新装復刊される、ボルヘス編の世界文学アンソロジー『バベルの図書館』(国書刊行会)。個人セレクションの世界文学全集という、当時としては珍しいコンセプト、そして何より編者ボルヘスの趣味が発揮された独自のセレクションが魅力的なシリーズです。 今回はそのシリーズ中、魅力的な巻をいくつか紹介したいと思います。 まずは全巻の目次を紹介しておきます。 『アポロンの眼』G・K・チェスタートン 『無口になったアン夫人』サキ 『人面の大岩』ナサニエル・ホーソーン 『禿鷹』フランツ・カフカ 『死の同心円』ジャック・ロンドン 『アーサー・サヴィル卿の犯罪』オスカー・ワイルド 『ミクロメガス』ヴォルテール 『白壁の緑の扉』H・G・ウェルズ 『代書人バートルビー』ハーマン・メルヴィル 『聊斎志異』蒲松齢 『盗まれた手紙』エドガー・アラン・ポオ 『ナペルス枢機卿』グスタフ・マイリンク 『薄気味わるい話』レオン・ブ

    よりぬき『バベルの図書館』
    Lian
    Lian 2012/07/29
  • 謎が謎を呼ぶ  紀田順一郎編『謎の物語』

    結末を明示せず、読者の想像力に委ねる…という物語。いわゆる「リドル・ストーリー」には何ともいいようのない魅力があります。作品を読む読者によって、それぞれの結末を考えることができる…という点で、読者が物語づくりに参加できるような感触を持てるからでしょうか。 紀田順一郎編『謎の物語』(ちくま文庫)は、そんな「リドル・ストーリー」を集めたアンソロジーです。かって、ちくまプリマーブックスの一冊として出ていましたが、今回ちくま文庫より復刊になりました。文庫化にあたり、おまけが少しはあるのかなと思っていたら、予想以上の面目一新!ほとんど別アンソロジーといってもいいほどの増補がされていました。 収録作品を挙げておきます。 マーク・トウェイン『恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス』 フランク・R・ストックトン『女か虎か』 フランク・R・ストックトン『三日月刀の督励官』 ジャック・モフィット『女と虎と』 ク

    謎が謎を呼ぶ  紀田順一郎編『謎の物語』
    Lian
    Lian 2012/02/11
    結構中身変わってるのね
  • 1