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ブックマーク / honyakumystery.hatenadiary.org (3)

  • 本の世界の扉の鍵を――読書リストに寄せて(執筆者・古屋美登里) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    その昔、新潮社から出版された『ヘンリー・ミラー全集』の十一巻に『わが読書』(田中西二郎訳)が入っています。若いころに夢中で読んだはずなのですが、情けないことにまったく内容を覚えていません。ところが巻末の附録は、いまでもはっきりと思い出すことができます。 附録の[I]は「著者に最も大きな影響を及ぼした百冊の書目」というタイトルで、ボッカチオの『デカメロン』やセリーヌの『夜の果ての旅』、チェスタトン『アシジの聖フランシス』、ペトロニウス『サチュリコン』などがあり、[II]の「著者が今後に読むつもりの書目」には、トマス・アクィナス『神学大全』、フィールディング『トム・ジョーンズ』、スタンダール『パルムの僧院』などが挙げられています。 いまその附録のページを見たら、著者名と題名のところに鉛筆で小さな丸がとびとびについています。読んだ作品につけた印なのでしょうが、全体の三分の一もありません。やがては

    本の世界の扉の鍵を――読書リストに寄せて(執筆者・古屋美登里) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    Lian
    Lian 2013/09/17
    なかなかいいリストだ
  • いざ乗りこもう秘密の城へ――『第四の館』『蛇の卵』(執筆者・橋本輝幸) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    第四の館 (未来の文学) 作者: R・A・ラファティ,柳下毅一郎出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2013/04/29メディア: 単行この商品を含むブログ (24件) を見る蛇の卵 (Seishinsha SF Series) 作者: R.A.ラファティ,R.A. Lafferty,井上央出版社/メーカー: 青心社発売日: 2013/03/01メディア: 単行 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る R・A・ラファティの作風を表すとき、しばしば「ホラ話」という言葉が出てくる。そんな形容にぴったりな話もある。でもホラ話というと、ちょっとのどかなイメージになりはしないだろうか。今回のラファティの新刊は追いつ追われつの冒険もので、真実を追究する記者が主な視点人物をつとめる。ホラよりは、虚構だとか妄想だとかこわもてな字面が似合う。 マット・ラフの『バッド・モンキーズ』は

    いざ乗りこもう秘密の城へ――『第四の館』『蛇の卵』(執筆者・橋本輝幸) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 邦訳熱望! 未訳ゾンビ小説ベスト5(執筆者・風間賢二) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    じわじわきている。ゾンビ・ブームが。例によってアメリカでの余波を受けてのことだが、なにがなし今日のわが国の不安な世情とあいまって、確実に拡散・浸透しつつあるようだ。といっても、まだゾンビものの翻訳は数えるほどしかない。だから今回は紹介が激しく切望される未訳作品について述べることにしよう。 そのまえにとりあえず、日語で読める良質のゾンビ小説を五点あげておく(モーレツに基的なセレクトだが)。 マックス・ブルックス『World War Z』(文藝春秋) セス・グレアム=スミス『高慢と偏見とゾンビ』(二見文庫) S・G・ブラウン『ぼくのゾンビ・ライフ』(太田出版) スキップ&スペクター編『死霊の宴』(創元推理文庫) スティーヴン・キング『セル』(新潮文庫) 次点として、デイヴィッド・ムーディ『憎鬼』(RHブックス・プラス)。まあ、これは自己宣伝。 さて、ここからが番。 Day By Da

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