日本サッカー協会が、Jリーグのクラブから各2人を招集した20歳以下の選抜チームを来季発足するJ3に参戦させる計画が30日、分かった。若年層の強化が狙いで、2016年リオデジャネイロ五輪の主力となる世代を、Jリーグと協会がタッグを組んで育てる。 J3に特例的な形で参戦予定のU―20選抜は、試合ごとにJ1、J2の各クラブから2人を招集して編成。C大阪の南野など20歳以下でも主力として活躍する選手については、クラブの拒否権を認める形で日本協会と話を進める。活動拠点などは設けず、試合の度に集まりリーグ戦に参加する。遠征費はクラブの負担だが日本協会関係者によると、育成に絶好の場となるため各クラブは協力的だという。 今回のアイデアはユースレベルの日本代表の低迷が一因にある。U―20日本代表は世界大会には95年のカタール大会から7大会連続で出場したが、ここ3大会はアジア予選で敗退。危機感を抱いた協会は、