*平均在院日数の算定の対象はOECDの統計上下記のようになっている。 日本:全病院の病床、ドイツ:急性期病床、精神病床、予防治療施設、及びリハビリ施設の病床(ナーシングホームの病床を除く)、フランス:急性期病床、長期病床、精神病床、その他の病床、イギリス:NHSの全病床(長期病床を除く)、アメリカ:AHAに登録されている全病院の病床。 この表から導かれている厚生労働省の見解は、日本の病床は国際比較において極端に多く、医療従事者の配分も悪く、役割が分化していないために非常に効率が悪いというものである。しかしこの表をよくみると不思議なところがある。ほかの国は病床数が次第に少なくなっていくのに日本だけは高いレベルにありこれに連動していないこと、病床数が多いと言われるのに日本のほうが病床あたりの医師数や看護師数が極端に少ないこと、にもかかわらず人口当たりにすると医療スタッフの数はどこの国も同じよう