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2008年1月1日のブックマーク (7件)

  • 絶望の果てに - 雑種路線でいこう

    わたしはMiAUとは意見を異にしているが、白田氏や津田氏、八田氏といったMiAUの面々が著作権について深く勉強され、状況によっては建設的な提案のできる常識人であると信ずる。彼らがMiAUを通じて活動家に転じたのは、まさに岸氏が指摘するような「現行著作権法の抜改正がすぐにはできない」という絶望の中で、権利者の代弁をする論客は数多あれど、ネット利用者を代弁する論客はいないではないか、否ブログスフィアには数多いるのかも知れないが平場に出てきていないではないか、という問題意識からであろう。 彼らが絶望の上で利用者としてのポジショントークを意図的に演じている以上、彼らに権利者への「思いやり」を期待するのは筋違いだ。そして最終的に現行著作権法の抜改正、例えばフェアユースの導入による事前規制から事後紛争解決への転換を志向するにしても、諸外国をみても例がなく、新たな既得権益として制度改革を阻害する虞の

    絶望の果てに - 雑種路線でいこう
  • 雑種路線でいこう - 暴走の構図

    日露戦争くらいまではうまく回っていた日が昭和初期には変になったことと、戦後50年は荒波にもまれながらも成長してきたのに失われた10年以来の体たらくと、何か共通性のようなものがあるのではないかと考えて乱読している。 まだ煮詰まってはいないが、日がうまくいっているのは方向のはっきりしている時期で、それは明治天皇制も戦後民主主義も同様だが、サブスタンスを重視しつつ建前の様式美もでっち上げる。結論を先取りして辻褄を合わせることで、非常に効率的に目標を達成するのである。 けれどもサブスタンスについての暗黙知が失われた世代から、でっち上げられた様式美が気がつくとプリンシプルとして扱われ、自家中毒を起こしてしまうのではないか。もともと日にはプリンシプルがないからこそ、議論の積み上げをすっ飛ばして目標に飛びつけるのだし、だから誰もが共有できる目標が失われた途端、便宜であったはずの建前が様式美を以て正

    雑種路線でいこう - 暴走の構図
  • 自分探しの起源 - 雑種路線でいこう

    仮に「受験勉強」が若者の個人主義を涵養するならば、日の戦後成長はなかったのではないか。問題は年金と一緒でサラリーマンでいることの保険料が世代によって著しく不平等だから、若者は燃え尽きる前に馬鹿馬鹿しくなって降りてしまうのである。今の会社も日社会も、若者が安定を期待してコミットする対象としては理不尽かつ泥舟に過ぎるのだ。まあ泥舟に乗っていれば団塊世代の坊ちゃんだって政権を投げ出して病院に引きこもるご時世だし、人間なんてそうそう簡単に質的に変わるはずがなく、違うのは時代とか空気って奴なのだろう。 「受益者が私ひとり」であるような仕事を「やりがいのある仕事」と呼ぶ不思議な労働観が生まれたのにはもちろん理由がある。それは「受験勉強」の経験が涵養したものである。 (略) 私たちが労働するのは自己実現のためでも、適正な評価を得るためでも、クリエイティヴであるためでもない、生き延びるためである。成

    自分探しの起源 - 雑種路線でいこう
  • モバイルウェブがやってくる

    読者からのアクセスをたどると、ときどき上のような画像にぶっつかる。 どうやら iPhone からのアクセスらしい。 携帯からのインターネットアクセスについて、Om Malik がつぎのような興味深いコメントをしている。 GigaOM: “The Second Coming of the Mobile Web” by Om Malik: 19 December 2007 *     *     * モバイルウェブがやってくる iPhone や Nokia S60 のようにブラウザが快適に使える携帯電話が出てくると、モバイルウェブ(mobile web:携帯用ウェブ)もいよいよかの伝説的な再来を遂げるのではないかと考えるひとも出てくる。Martin Sauter はいっている。固定インターネット[fixed Internet:パソコンでのインターネットの意]が主流になるまでには10年という懐妊

    モバイルウェブがやってくる
  • 【Watcherが展望する2008年】 コモディティとならざるもの

    小飼弾です。明けましておめでとうございます。 去年に引き続き、ITpro編集部より「Watcherが展望する2008年」というお題で記事を一書けという依頼をいただきました。去年はThe Wisdom Not to Crowdというタイトルで、「群れないこと」をテーマにしました。今年は、その反対、「群れる」ことをテーマにすることにします。いや、「集まる」ことと言った方がいいでしょうか。 去年値上がりしたもの その前に、去年までの傾向をおさらいしておきましょう。まず、何が上がったか。これは、もうみなさん肌で実感しているでしょう。天然資源です。 ガソリンが150円/L以上。おかげで産油国はウハウハです。ドバイやモスクワは建設ラッシュを通り越して、建設合戦となっているようです。人的資源もまた天然資源のようで、中国も相変わらず景気がよろしいようです。 そして、値下がりしたもの で、何が下がったか。

    【Watcherが展望する2008年】 コモディティとならざるもの
  • 疲労する自意識がたどり着くところ - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります コミュニケーションが可視化する強度の話。 コンテンツ購入に付属する「自閉するコミュニケーション」の販売。 疲労した人たちに「多様な平等視点」を提供するサービスについて。来年はやりそうなものの続き。 コミュニケーションは強度をあらわにする 「プロフェッショナル仕事の流儀」をよく見てる。 司会者である茂木健一郎が、相当残念。 昔は、茂木のことを神だと思ってた。 もろくに読んでなかったけれど、言葉一つで新しい世界を切り開いた凄い人。 もじゃもじゃ髪のアイコンと、すばらしい経歴と。 「きっとこの人の言葉はありがたいんだ」。信仰してた。 テレビ番組での露出が増えるほどに、神様の「普通の人」っぷりが際立って、 最近はなんだか無残な気分。テレビメディアで

  • https://del.icio.us/zep716/bezos

    LoLo
    LoLo 2008/01/01