何かを好きでいる。 何かのファンでいる。 この気持ちが「揺らぐ時」があるとすればどんな時だろう。 好きなものや好きな人を中心に生活が回っているような、いわゆる「オタク」をしていると、そんな日は永遠に訪れないような気がする。 では、 「好きなものに関わる人が犯罪や、不祥事を起こした時」はどうだろう。 映画「ブリグズビー・ベア」 を観ながらそんなことを考えた。 ―――――――――――――――― 両親と3人で暮らす25歳のジェームス。幼い頃からジェームスはある作品"のみ"を見て過ごしてきた。 定期的に家に届く教育系ビデオ「ブリグズビー・ベア」だ。 いつしか、ジェームスにとって「ブリグズビー・ベア」はヒーローになり、唯一の友だちになっていた。 閉ざされた空間で、今日もジェームスは「ブリグズビー・ベア」を見る。 ある日、ジェームスの両親は逮捕される。 ジェームスが"両親"だと思っていた二人は、25年
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