単にプログラミング言語の文法を知っているだけでは優れたプログラムは書けない。どうすればより良いコードが書けるのかを解説する。 現代的なプログラミングでは宣言的にコードを書くのが良いとされています。宣言的というのは、意図を明確にしたコーディングスタイルで、対になる概念は手続き的です。 大雑把に言ってしまえば、ある処理を行いたいときに、「どういう計算を行っていけば欲しい結果が手に入るのか」を書くのが手続き的で、「どういう結果が欲しいのか」を素直に書くのが宣言的になります。 宣言的プログラミングを考えるために、「数値の配列に対して、偶数のみを2乗した値の合計を算出する(奇数は足さない)」という問題を考えてみます。 これを手続き的に計算すると、JavaScriptではこういう関数になります。