【重政紀元、宮崎健、堤恭太】千葉県の幕張新都心が久々に活況を取り戻しそうだ。20日に日本最大級のイオンモールが開業し、長年の課題だったJRの新駅構想も具体化し始めた。同じ東京湾ベイサイドである東京の臨海副都心、横浜のみなとみらい21地区との差を埋められるか?■初日行列7千人 開業から2日目、初の週末を迎えた「イオンモール幕張新都心」。前日はオープン前に約7千人が列をつくったが、この日も多くの専門店が始まる午前9時には、7300台収容の駐車場が混雑し始めた。12万8千平方メートルと、商業施設として国内3番目の店舗面積を誇るフロアを、買い物客は、まるで巨大迷路を楽しむかのように歩きまわっていた。 日本初出店というデンマーク発の北欧雑貨店には開店と同時に客が駆け込み、すぐに100人以上の行列となった。千葉県船橋市の女子大学生(21)は「広いけど目当ての店が固まっているので買い物しやすい。これまで