短答直入 円高や原燃料高など、企業の経営環境が厳しさを増すなか、日本を代表する企業のトップはどんな成長戦略を講じているのか。話題の企業の内実に鋭く切り込むインタビュー。 バックナンバー一覧 京浜急行電鉄は近年、京急蒲田駅の高架化などの大型投資で、羽田空港への交通アクセスを改善してきた。次なる大仕事は、東京オリンピックの開催やリニア中央新幹線の開通で、さらに重要性が高まる品川駅周辺の再開発事業だ。鉄道事業者としての利便性向上への取り組みと、品川開発の方向性について聞いた。 はらだ・かずゆき/1954年1月22日生まれ、神奈川県出身。76年東北大学法学部卒業、京浜急行電鉄入社。04年鉄道本部計画営業部長、07年取締役、11年専務、13年社長に就任。 Photo by Masao Kato ――ダイヤを改正して、羽田空港に向かう列車の利便性を改善しました。 京急蒲田駅の立体交差事業が2012年の