日本でも世界でも、自宅で仕事をする人がにわかに増えた。日本のメディアには、テレワークという言葉が盛んに登場する。それに比べると英語のメディアで“telework”の用語を見かける頻度は少ない印象だ。 「tele」は「距離」や「長距離」を意味する接頭語。電話でお馴染みの「telephone」はもともと「遠くの音」を意味する単語で、teleworkといえば離れた場所から仕事をするという意味になる。なので在宅勤務に限らず、スタバやコワーキングスペースなども含めて、勤務先のオフィス以外の場所で働く人はteleworkerになる。 同じような意味で「telecommute」という用語もある。「commute」は「通勤」の意味なので、こちらは通勤を減らしたりなくしたりすることに主眼があったらしい。 teleworkもtelecommuteも、NASAのエンジニアだったジャック・ニレスさんという人が19