神奈川県大和市の西山学園大和幼稚園のプールで2011年7月、園児の伊礼貴弘ちゃん(当時3歳)が溺死した事故で、横浜地裁は24日、業務上過失致死罪に問われた元担任教諭の平有紀江被告(23)(相模原市南区)に、求刑通り罰金50万円の判決を言い渡した。 毛利晴光裁判長は「結果は取り返しがつかないが、過失は一時の不注意。新任教諭なのに、安全教育・指導をほとんど受けていなかった」と述べた。 判決によると、平被告は11年7月11日、屋内プール(水深約20センチ)での水遊び中、園児たちの監視を怠り、貴弘ちゃんが溺れたことに気付かず死亡させた。 この事故では、事故を未然に防ぐ注意義務を怠ったとして、元園長の西山淳子被告(66)も同罪で在宅起訴されている。