CONTENTS 脱社畜への道~罪を償うために生きていく~ 脱社畜計画 僕たちの大罪。 不幸の賞味期限 「僕たちはどこで間違えたのでしょうか?」 後輩からのこんな問いかけに、僕は返す言葉を見つけられなかった。 気難しいジジイの顔色窺い、下積みすること12年。 ようやく自分らしく働けると意気込んだ矢先、会社の業績が傾いた。 世界規模で見れば小さな会社だけど、地域的には大手だった。 周りはみんな羨んでくれたし、社員たちも皆、会社の将来性を心から信じていた。 銀行に行って会社の名前を口にすると、特別な金利でたくさんのお金を難なく借り入れることができた。 業績転落の原因は、"社員たちが怠惰だった"から? いや、それはおそらく違うだろう… 社員たちは皆、一生懸命に働いていた。 係長以上の社員は朝6時~夜10時まで週6で就労していたし、 「軍隊か!?」と突っ込みたくなる程の縦社会で、 「軍隊か!?」と