みなさん、こんにちは、私です。 精神医学の歴史外伝 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 今回が精神医学の歴史外伝、最終回となります。 日本では明治維新前後 世界では精神疾患の理解が深まっていく兆しが見られます。 クレペリンが点在していた病名を 今でいう統合失調症と双極性障害 「早発性痴呆」と「躁うつ病」にまとめ、 のちにブロイラーが早発性痴呆を精神分裂病とします。 maedaaaclinic.hatenablog.com そしてイギリスのジャクソン(1835-1911)は精神分裂病の症状を発展させます。 陽性症状と陰性症状 ジャクソンは神経系の発達進化(系統発生・個体発生)を想定し、 ヒトの神経学的・心的構造は進化と分化により獲得した階層的な機能から成り立ち、 神経および精神の障害は、低次(古層)の機能水準への解体または退行と考えた。 精神症状を陽