経口補水塩(ORS) 【ポイント】 脱水の予防には、水分、糖分(ブドウ糖)、塩分(Na)の補給が必要。 小腸では、Na(ナトリウム)は、Na-糖共輸送担体(SGLT1)により、ブドウ糖(グルコース)などと共に、細胞内に吸収される(Na+とブドウ糖の共輸送)。Naの吸収と共に、水も吸収される。従って、胃腸炎などの脱水の際に、水分を腸から吸収する為には、飲ませる液には、Na(ナトリウム)と、ブドウ糖(グルコース)が入っていた方が、効率が良い。従って、日本で伝統的に用いて来たように、胃腸炎の際には、重湯に少量の塩分(食塩)を混ぜて、飲ませる方法は、脱水の治療や予防に良い。味噌汁の上澄み(Na濃度が約138mEq/L)も、Naと水分補給に良い。 正常な血液浸透圧は、280mOsm/kgだが、下痢の際には、血液よりやや低い浸透圧(200~250mOsm/kg)の飲み物の方が、胃腸からの吸収が良い。
差別語とは どのような言葉か? あるとき、私が授業で、「むかし、アメリカでは日本人を"Jap"と読んで馬鹿にした」と説明していたとき、"Jap"というのは"Japanese"を略しただけなのに、それがなぜ差別語になるのかと食い下がってきた生徒がいた。けっこうしつこかったが、「『朝鮮人』というのは単に『朝鮮の人』ということなのに、日本では差別語のように使われているではないか」と言うと、あっさり納得して引き下がった。たしかに多音節語を一音節語に短縮することは英語では普通に行われる。最近の英語の教科書に"fridge"という耳慣れない言葉が載っている。これは、"refrigerator(冷蔵庫)"の略語なのだそうだが、私は授業で習った覚えがない。 略語が呼ばれる側に不愉快な印象を与えるのは、呼ばれる側自身がそういう略し方をせず、呼ばれる側にとって自分たちが使わない耳慣れない言葉だからである。
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