2008年9月9日より3日間、昭和女子大を会場にして、日本最大級のゲーム開発者会議「CEDEC 2008」が開催された。 CEDECは最新の3Dグラフィックス技術や次世代のゲーム開発技術までを取り扱ったカンファレンスであり、今年は著名人の講演や、かなり具体性を持った次世代技術の発表が行われ、非常に注目度の高い内容となった。 本誌では会期中行われたセッションのうち、特に興味深かったものについて紹介していくとしよう。 まずは、Unreal Engineの設計者であり、長きにわたって最新ハードウェアと最新ソフトウェア技術との関係を現場で見続けてきたEPIC GAMESのTIM SWEENEYの講演「未来のゲーム開発テクノロジー」からレポートしたい。 TIM SWEENEY氏が語るコンピューティング未来像 基本的にゲームは、これまでの多くのソフトウェアがそうであったように、単発の完結したプログラム
●PS4に搭載するのはCell B.E.の発展型CPU ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は次期ゲームコンソール「PLAYSTATION 4(PS4)」を、Cell Broadband Engine(Cell B.E.)アーキテクチャベースとする方向で本格的な検討を始めている。現在は、ゲームディベロッパの反応をうかがい、具体的な実装を探っている段階だと言われる。SCEは、PS4世代では製造コストをPS3世代より下げると同時に、アーキテクチャを継続することで開発投資も抑える道を目指しているようだ。 SCEがPS4でCell B.E.から離れる可能性もまだ残されてはいるが、今のところは、Cell B.E.の拡張&改良版をベースにする方向で動いていると見られる。 SCEは、もともとPS3プロジェクトが具体化する段階で、Cell B.E.アーキテクチャをPS3以降の世代でも継続するこ
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