これは翻訳記事です *Civ4リードデザイナー、ソレン・ジョンソンの手記。Firaxisを退社してからMaxis・EA・Zyngaを渡り歩き独立スタジオを設立するまでの経緯が書かれている。 私がゲーム業界に入ってから今年で13年になる。その間にCiv3とCiv4という2つのゲームを円満に成功させて来た。残念なのは、その2つのゲームが私のキャリアの最初の5年間だという事だ。その後の8年間に携わったプロジェクトは制作が上手く行かなかったり、完全にキャンセルされたりした。どうしてこんな「失われた十年」を職業人として経る事になったのだろうか? これに答えるには2005年10月から話を始めなくてはならない。Civilization 4が発売された時だ。このゲームは批評家から絶賛され(メタスコア94はFiraxis作品で最高)、商業的にも成功した。比較的低予算のプロジェクトで300万本以上を売ったのだ
[SQEXOC 2012]FFXIVで使われているAI技術〜敵NPCはどうやって経路を探索しているのか? ライター:米田 聡 スクウェア・エニックスが2012年11月23日と24日の両日開催した「スクウェア・エニックス オープンカンファレンス」の最後には「AIセッション」が用意されていた。AIセッションは前半と後半に分かれ,前半は「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」(以下,新生FFXIV)における経路探索の実装に関する実践的な解説,後半はゲームAIの第一人者とも評される三宅陽一郎氏による,Luminous Studio用AIエンジンのやや概念的な話という構成だった。本稿では,まず前半の,より実践的なセッションから紹介してみたい。 テーマは,「MMORPGでマップ上を移動する敵NPCの経路をどう決めるのか」である。複雑で広いマップを有するMMORPGでは,移動する経路を賢く選択
Access Accepted第390回:過激な書き込みでテロ容疑者にされたゲーマー ライター:奥谷海人 「League of Legends」のプレイヤーが,Facebookで行った書き込みが元となって逮捕され,テロリスト犯として8年もの実刑判決を言いわたされたことが,北米ゲーマーの話題になっている。「自分のクレイジーさ」を友人に笑ってもらおうと,つい表現が過激になってしまったらしいが,結果として,18歳の若者が大きく人生を狂わせることになってしまった。今回は,そんな事件をとおして,現在アメリカ社会の一端を紹介したい。 不用意な書き込みでテロ容疑者となったゲーマー 日本でも問題視される「ネット犯罪予告」だが,アメリカで「League of Legends」のプレイヤーが不用意な書き込みを行い,それが元で懲役8年の実刑判決を受けるという事件が発生し,北米ゲーマーの大きな話題になっている。
Microsoftはなぜ,Xbox Oneのお披露めでAV機能に重点を置いたのか? ライター:本田雅一 既報のとおり,Microsoftは米国時間5月21日に,米国本社にて新型ゲーム機「Xbox One」の発表会を開催した。現地にてこのイベントに参加したジャーナリストの本田雅一氏に,発表会や周辺取材で見えてきた,MicrosoftがXbox Oneに込めた狙いについての推測を語ってもらった。 ワシントン州レドモンドにて開かれた,Xbox One発表会より Microsoftは5月21日に,米国ワシントン州レドモンド市にある本社にて,「Xbox One」の発表会を開催した。筆者はその発表会に参加して,来場していたMicrosoft関係者やゲーム開発者から,話を聞く機会を得た。 発表されているハードウェア仕様やゲームタイトルについては,4Gamerでも多数報道されているし,それ以上の詳細な仕様
Paradox Interactive本社旅行記。ファンミーティングに参加して,「March of the Eagles」「Crusader Kings II」などの開発者やCEOに,いろいろな話を聞いた ライター:山室 良 「Hearts of Iron」(以下,HoI)シリーズや「Europa Universalis」(以下,EU)シリーズで知られるスウェーデンのパブリッシャ/デベロッパ,Paradox Interactive(以下Paradox)が2013年2月21日,本社を置くストックホルムでファンイベントを開催したので,その模様をお伝えしたい。規模や重要性は2013年2月初めにアイスランドで行われた「Paradox Convention 2013」に譲るものの,ストラテジーゲームプレイヤーを中心に世界中に熱心なファンを持ち,日本でも“パラドゲー”として知られる同社タイトルだけに,
Search This Site Profile Calendar Categories Selected Entries [GDC 2013]AMD,クラウドゲームシステム向けグラフィックスカード「Radeon Sky」を発表。お久しぶりの「Ruby」もチラ見せ (05/25) 【ファミ通.COM】Xbox Oneをどう見るか~テクニカルジャーナリスト西川善司氏が分析する新世代Xbox像 (05/24) Samsung SSD 840でPCゲームが快適に - ヘビーゲームの読み込みが3倍に高速化 (05/23) Recent Comments Recent Trackback Archives Xbox Oneの発表がシアトルで行われました。 「会場が狭いため」「日本で発売の予定がないため」…などなど、諸説ありましたが、とにかく日本のゲームメディアや記者はほぼ現地には呼ばれませんでした。
アメリカ・シアトルにて、2013年5月22日(日本時間)に発表された新世代Xbox、“Xbox One”。発表会では、スペックのごく一部が公開されたが、Xbox Oneのポテンシャルはいかほどのものなのか? テクニカルジャーナリストの西川善司氏による所見をお届けしよう。 以下、西川氏の寄稿文を全文掲載する。 Xbox One発表に寄せて~リビングルームの中核的存在を狙う Xbox Oneの発表とそのプレゼンテーション マイクロソフトが次世代ゲーム機「Xbox One」を発表した。 「720」「Infinity(∞)」とか、噂では諸説あったが、結果的には予想外の「One」だった。 この想定外のネーミングには、「All in One System」の「One」から来ているようだ。 Xbox 360は「全方位360°のエンターテインメントをここに集約する」というコンセプトの名前だった。そして、今
先日ご紹介したバーチャルなボードゲーム用の電子サイコロデバイス“Dice+”や、“Lone Wolf”の電子書籍+RPGハイブリッド新作など、オールドスクールなRPG体験を現世代にマージする素敵な取り組みが目立つ昨今ですが、新たに近年普及が進むタブレット端末を複数利用し、TRPG的なゲーム体験を実現する新作RPG「Eon Altar」が発表され話題となっています。 Eon Altarは、5人まで参加可能なDungeons & Dragonsスタイルのクエストを楽しむRPGタイトルで、ゲームボードとして機能する端末と、各プレイヤー用の端末を組み合わせてマルチプレイヤーを実現するというもの。 これらのプレイに利用する端末は映像に見られるような巨大なタブレットである必要は無く、スマートフォンも利用可能なだけでなく、iOSとAndroid、Windows 8のクロスプラットフォームプレイを目指し開
金儲けを敵視しているわけではない。決して金儲けを敵視しているわけではない。お金を儲けるのは、素晴しいことだ。それに、金儲けの為につくられたものを指して「つまらない」だなんて言うつもりもない。イングランドのプレミアリーグでは、EAゲームスや、アクティビジョンブリザード、xbox、プレイステーション、果てはセガといった企業までが、スポンサーになっている。けれども、プレミアリーグを支えているのは、「ゲーム」を売っている会社ではない。「ゲーム」と呼ばれるサービスを提供する、賭博会社だ。どこのチームもピッチサイドの電子看板にはオンライン賭博会社の宣伝が並び、テレビ中継のコマーシャルだってギャンブル。 海外だけの話ではない。コナミがJリーグに支払うライセンス料よりも、TOTOが稼ぎ出す金額の方が大きい。我が国ではインベーダーの以前から、パチンコや競馬といった類の金儲けが、人々を熱く興奮させ続けてきた。
Access Accepted第377回:クラウドファンディング,最近の事情 ライター:奥谷海人 「Kickstarter」は今や,欧米ゲーム業界のトレンドだ。もともとはオリジナル性のある舞台公演をしたいとか,自分の詩集を出版したいとか,アイデアは持っているのにお金がないといった人を支援する目的で設立されたクラウドファンディングサイトだが,現在では,著名なゲーム開発者が次々に企画を発表し,中には数億円のも資金を集めるものも出てくるようになった。しかし,発表されたプロジェクトがすべて良い結末を迎えているわけではなく,すべては企画者のやる気とモラルにかかっている。今週は,そんなKickstarterの昨今をまとめてみた。 クラウドファンディングを牽引するKickstarterとは 1年以上前の2012年2月13日に掲載した,本連載の第334回「ゲームの開発資金をファンから集める時代」で,ティム
妖怪あんかけの友人ピクルス氏の日記より、本人の許可もらったので転載 これ同人やっている方へ拡散希望です えーと今回DL同人販売するにあたって 発売と同時に、ググる八分というのを、積極的にやって見ることにしました。 つまり発売と同時に、グーグルで検索をかけて違法アップロードをするサイトを見つけたら グーグルに削除をお願いするというもの やり方はこちらを見ていただくとして http://www.suzukikenichi.com/blog/how-to-submit-dmca-notice-online/ 違法アップロードってどんな感じなのか、発売直後は調べたことなかったので 発売と同時に3時間おき毎に検索をかけて、ヒットするかチェックしてみました。 えーと結果から言うと、なんと1日辺り20の違法ダウンロードがありましたw 3日でなんと65! 俺すげー全世界で人気者だなw なのに何で貧乏なんだ
キャラクターそれぞれの個性や強さがありますので、そこはなかなか難しいところですが、対戦においてやはり不満な点としてご意見頂いている事には申し訳なく思います。 ono3104さんには不評なカポエラですが、一方では初心者が使って楽しいキャラとして評価を得ている部分も多々あります。 努力なしである程度まではいけるかもしれませんが、例えば全世界での統計データ上においてもカポエラキャラの勝率は下位ですし、何をもってキャラの良し悪しを語るかは難しいところです。 キャラバランス的な観点でもしお話されているのであれば、私から一歩引いた視点でお話させてください。 理論を押し付けたり、ひとつの仮設でもって結論とするつもりはありません。 プレイヤー間でキャラバランスが語られる点において、基準になっているのは客観的データに基づくものではなく、体験や体感に基づくものが多いと思います。 プレイヤーの方々は客観的データ
Access Accepted第372回:受難の相次ぐベテランゲーム開発者 ライター:奥谷海人 次世代コンシューマ機の足音が確実に近づいている2013年。もちろん,どんなハードが出てこようとゲームがなければお話にならないわけで,次の時代のゲームにも期待しているはずだ。しかし,ゲーム開発費の高騰や市場の変化について行けず,足もとが揺らいできたメーカーも少なくない。THQが倒産して,IPを競売にかけたり,Atariが連邦倒産法の適用を申請したりと,息の上がったメーカーも出てきた。そして,ゲーム黎明期から開発を続けてきたベテラン達にも,受難の時代が訪れているようだ。 スペクター氏とEpic Mickey 玩具とゲームを融合させた新規プロジェクト,「Disney Infinity」を北米時間の2013年1月15日に発表したDisney Interactive Studiosだが,わずか2週間後とな
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