今年でイラク戦争の開戦から20年。日本での報道、とりわけテレビでの報道では、イラク戦争20年の節目についての報道は極めて少ない状況だが、海外では、イラク戦争のことを大きく取り上げているメディアも少なくない。それは、イラク戦争が歴史的な過ちであったことに加え、米国自体の内政・外交や、中東情勢に大きな影響を今も与え、ウクライナ侵攻でロシアのプーチン大統領が具体的に言及、侵攻を正当化する上で利用するなどといったことがあるのだろう。今月2日と同23日の参議院予算委員会で、山本太郎・参議院議員が、日本政府のイラク戦争の支持について岸田文雄首相を追及。これに対し、岸田首相は「日本が判断する立場にない」「(当時の判断の)妥当性は変わらない」と全く血の通っていない答弁を行った。他方、イラク戦争の当事国である米国では、対イラク攻撃の権限を大統領に付与したことを撤回する法案が、同国議会上院で、今月29日に可決

