スマホ付着物のDNA 片山被告と一致 真犯人メールと同じ文言 パソコン(PC)遠隔操作事件で公判中の元会社員片山祐輔被告(32)が東京都内の河川敷に埋めたとみられるスマートフォンの付着物から、片山被告のDNA型が検出されたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。片山被告は所在不明になっており、捜査当局は同日午後、江東区の自宅を家宅捜索した。 捜査関係者によると、真犯人を名乗る人物から新たに報道機関などに送られたメールと同じような文言が送信されていたことも確認。警視庁は、片山被告が真犯人の存在を装って、公判を有利にしようとしたとみて調べている。 東京地検は19日「証拠の隠滅が認められた」として東京地裁に保釈取り消しを請求した。片山被告は3月から保釈中。同日夜の段階で、捜査当局や弁護団と連絡が取れず所在不明の状態になっている。