昨年11月にジェフ・ジャービスの『パブリック』を刊行し、3年前からの『フリー』『シェア』と続いた緩やかなシリーズもめでたく完結(?)したわけですが、時を同じくして、この3冊の監修・解説をしていただいたこばへんこと小林弘人さんの新刊『メディア化する企業はなぜ強いのか?』(サブタイトルは「フリー、シェア、ソーシャルで利益をあげる新常識」)や、糸井重里氏が監修をした話題の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(帯のキャッチは「フリーでシェアでラヴ&ピースな、21世紀のビジネスモデル」)、さらに「Free論者」として活動する岡田斗司夫氏の『なんでコンテンツにカネを払うのさ?』や翻訳書で『ぼくはお金を使わずに生きることにした』といった刺激的なタイトルなどが出揃い、いわゆるフリー、シェアという流れも深化しつつあるように感じます。そこで、僕なりに、その次に来るものを整理してみようと思います。 上
ハッカーはこうして生まれた…ハッキングの歴史 ハッキングやハッカーという言葉が使われるようになってかなり経ちましたが、未だ定義されている本来の意味(深い技術的知識を持つなど)だけではなく、特に日本ではクラッカーに相当する不正利用者や犯罪者の意味で使われることが多いようです。 ここでは犯罪の有無を問わず、技術的にセキュリティをかいくぐりコンピューターに侵入する意味を含んだハッキングの歴史をご紹介します。 1960年代 初めてコンピューターがハッキングされたのはマサチューセッツ工科大学(MIT)。もともとは鉄道模型のスピードをあげる改造のことをhackと呼ばれていて、そこからソフトウェア改造(コンピュータの処理速度を向上する目的)の呼び名としても使われるようになりました。この年代ではまだハッキングというよりはフリーキングという、電話回線網の不正使用(電話のタダ掛け)が主だったようです。 197
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く