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ブックマーク / courrier.jp (12)

  • 人はなぜ「社交不安」を感じるのか その心理的メカニズムと緩和法 | 無際限の悪循環から抜け出る道

    社交の場面でドギマギした経験は誰にでもあるだろう。だが、なかにはそうした場面で不安になりすぎる人もいる。「社交不安」とは何か、どう緩和できるのか、米国の臨床心理学者が解説する。 「パーティに参加すると、全員から見られていると感じます。鼓動は速まり、顔は赤くなり、胃も痛くなる。みんなが私を批判しているに違いない。私の容姿から、歩き方、話し方、べ方までも。 そのうちに、社交的な場をますます避けるようになりました。不安に耐えられないからです。この孤立感に心が折れそうです」 こういった話を、社交不安を抱える私の患者たちからよく聞く。心理学者の私は、社交不安が、最も多い受診理由のひとつになっていることに気づいた。パンデミックも相まって、ソーシャルメディアや人とのバーチャルな関わり方が増えてきてからはなおさらだ。 社交不安症は、米国では2番目に多い不安障害だ(特定の恐怖症に次ぐ)。米国では成人および

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    MINi
    MINi 2024/08/23
  • #123 何でも賛成したり意見をいわなかったりする人は「優しい人」ではありません | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    【今回のお悩み】 「当の意味で『優しい人』とは、どんな人なのでしょうか?」 自分に有害な影響を与える人と一緒にいたいと思う人はいないでしょう。また、自分がそんな人間になりたいとも考えないはずです。では、「優しい人」ならどんな行動をするのでしょうか? どんな意見でも受け入れてくれる人? 相手が必要なことを何でもやってくれる人? アドラー心理学に詳しい岸見一郎先生に訊いてみました。 優しい人は何事も自分で決めようとはしません。自分が決めたらその決断には責任が伴うからです。たとえば、一緒に事をしようということになったときに、何をべるかを自分で決めずに、必ず一緒に事をする相手に何がべたいか尋ねる人がいます。そのような人は、「優しい人」と思われるでしょう。 相手の意見を聞かないで決める人がいれば、そのような人をリーダーシップがあって頼りがいがあると思う人がいるかもしれませんが、二人の関係が

    #123 何でも賛成したり意見をいわなかったりする人は「優しい人」ではありません | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
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    MINi 2024/03/26
  • 英紙が注目した京都のアンビエントミュージシャン、青山ミチルって誰? | 「私にとって曲作りは歯を磨くようなもの」

    遠い日の、しかもあまり有名ではないミュージシャンを英紙「ガーディアン」のカルチャー担当記者が取り上げた。この2年間、毎日アルバムをリリースして、ディープなアンビエント作品を世に送りだしている青山ミチルだ。 銭湯で心を決めた ミュージシャンにインタビューするときは、その人の楽曲をそれなりに消化していることが望ましいとされる。 とはいえ、京都在住の青山ミチル(38)は、少なくとも2021年12月31日以来、毎日新しいアルバムをリリースしているため、2週間ほどノンストップで聴いた筆者も、ほんの少しかじったにすぎない。 青山のSpotifyのページを下にスクロールしても、最後までたどり着けない。今日配信されたアルバムは『Xyo』、昨日のアルバムは『Card』、一昨日は『Moriko』と、延々と続く。 驚くのは、そのどれもが良作であることだ。青山の超ディープなアンビエント作品は、ゆったりと漂い、流

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    MINi 2023/12/27
  • 英国で初の回顧展、写真家の森山大道に英紙が聞く | 「写真家を超えて、作品は社会に戻っていく」

    を代表する写真家・森山大道の回顧展が、英国で初めて開かれている。このタイミングは「ちょっと遅いですね」と冗談を言う森山に、英紙「ガーディアン」が取材した。 森山大道を知ろうとするのは容易なことではない。85歳になるこの日の写真家は、東京にある自宅から私の質問に通訳を介して答えるが、個人的な質問は即座にいなす。「写真家は写真を撮ることしかできません」と肩をすくめる。 だが森山がこれまでしてきたのは、写真を撮ることだけではない。路上写真家として最もよく知られてはいるが、森山はその形式を極限まで高め、写真とは何か、どう体験されるのか、その倫理や影響とは何かを問うてきたのだ。 この50年で最も象徴的で影響力のある写真を何枚も撮った人物でもある。網タイツのクローズアップから野良犬のポートレイトまで、そうした写真は日の戦後期の詩的で、シンボリックな表現とされている。 英ロンドンの「フォトグラフ

    英国で初の回顧展、写真家の森山大道に英紙が聞く | 「写真家を超えて、作品は社会に戻っていく」
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    MINi 2023/11/03
  • 地下鉄の「タダ乗り」で暇をつぶす韓国の高齢者─老後の貧困と孤独のなかで | 超高齢化社会のオアシス

    韓国・ソウルの地下鉄は、65歳以上は運賃無料で乗車できるため、1日中市内をぐるぐる周って暇をつぶす高齢者が多い。その背景には高齢者の貧困や孤独など、日にとっても他人事ではない超高齢化社会ならではの問題があった──。 とくに行くあてもなく… 地下鉄は、ソウル北部の終点に向かってゴトゴトと音を立てて走っていた。途中の停車駅では大勢の人々が目的地に向かって颯爽とした足取りで降りていく。 都心から遠く離れると高層ビルはまばらになり、午後の日差しが車両の奥深くに入り込む頃には、高架線になった。終着駅が近づくと、車内に残っているのは高齢者ばかりで、居眠りをしたり、窓の外を眺めたり、肩をほぐしたりしている。 蒸し暑い8月のこの日、麦わら帽子に白いアディダスのスニーカー、パリッとした韓服を着たイ・ジンホ(85)は、自宅から地下鉄を2乗り継ぎ、1時間以上かけて終点の逍遥山(ソヨサン)駅までやって来た。

    地下鉄の「タダ乗り」で暇をつぶす韓国の高齢者─老後の貧困と孤独のなかで | 超高齢化社会のオアシス
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    MINi 2023/10/31
  • プリゴジン暗殺を予言したクリスト・グローゼフが語る「2024年米大統領選にまつわるプーチンの思惑」 | ロシア政府が“脅威”とみなし、命を狙うジャーナリスト

    調査報道機関「ベリングキャット」でロシア関連の調査を率いるクリスト・グローゼフ。彼は今年1月の時点で、「半年以内にプリゴジンがプーチンに反旗を翻す」と予測し、その通りになった。そして7月には、英紙「フィナンシャル・タイムズ」のインタビューで、「半年以内にプリゴジンが殺されるか、あるいは彼の2回目の蜂起がある」と発言してもいた。 ロシアの犯罪の数々を暴いてきた彼が、同紙に語った「ロシア国内の現実」とは──。 ※このインタビューは7月におこなわれたものです。 標高約2400メートルに位置するにもかかわらず、ここ米コロラド州・アスペンの午後は焼けつくようだ。 デンバーから5時間かけてロッキー山脈に車を走らせてきたクリスト・グローゼフは、20分の遅れを詫びた。彼は、ロシアによる数々の陰謀や暗殺を暴き出してきた民間の調査報道機関「ベリングキャット」に所属する、ロシア関連調査責任者だ。 2023年2月

    プリゴジン暗殺を予言したクリスト・グローゼフが語る「2024年米大統領選にまつわるプーチンの思惑」 | ロシア政府が“脅威”とみなし、命を狙うジャーナリスト
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    MINi 2023/08/26
  • 仏紙が唸る「数学を世間に広める能力で、時枝正にかなう者はいない」 | 直感の逆を突き、驚かせ、人の未知への欲求を刺激する

    スタンフォード大学の教授で数学者の時枝正(ときえだ・ただし)は、「おもちゃ」を使って数学や物理の定理を解き明かす。スープ皿や木のレール、大きなコインを手に、「ショー」とも呼べそうな講義をいかにも楽しげに始めるその姿に、聴衆は一瞬にして心を惹きつけられるという。 数学者には二つのタイプがいるという──。一つは、チョークを握り黒板に向かう、理論派タイプ。もう一つは、フェルトペンとホワイトボードを使う、どちらかというと応用数学系の人である。 その伝でいうと、時枝正は第三のタイプの数学者である。しかもこの第三のタイプは、世界広しといえども彼一人だけの可能性がある。 時枝は仕事道具をどれも煎の空箱から取り出すのだが、箱は「すべて同じブランドのもの」なのだそうだ。たとえばその中身は、見かけはそっくりなのに、転がるものと転がらないものがある二つの不思議な構造物。ひもや輪ゴム、クリップの扱い方は、まるで

    仏紙が唸る「数学を世間に広める能力で、時枝正にかなう者はいない」 | 直感の逆を突き、驚かせ、人の未知への欲求を刺激する
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    MINi 2023/06/10
  • 人はいつ、なぜ「マインドワンダリング」するのか─さまよう心の科学 | 「心の迷走」を研究して四半世紀の心理学者に聞く

    何か単純作業をしているとき、気づけば「心ここにあらず」だったという経験に心当たりはないだろうか。「マインドワンダリング(心の迷走)」と呼ばれる人の心理状態を長らく研究してきた心理学者に、科学的知見を一般向けに伝えるメディア「ノアブル・マガジン」が聞く。 「アニュアル・レビュー」のデジタルメディア「ノアブル・マガジン」に掲載された記事を許可を得て翻訳・掲載しています。 心理学者のジョナサン・スモールウッドが四半世紀ほど前に、マインドワンダリング(心の迷走)について研究しようと決めたとき、それを妙案と思う仲間はほぼいなかった。 人が身の回りのことや目の前の作業に注意を払うのをやめたときに自ずと生じる気まぐれな思考など、どう研究できるというのか。そうした思考は、測定可能で、目に見える行動となんら関連しえないというのに。それでも、スモールウッドは研究を進めた。 その研究では、被験者におそろしく退屈

    人はいつ、なぜ「マインドワンダリング」するのか─さまよう心の科学 | 「心の迷走」を研究して四半世紀の心理学者に聞く
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    MINi 2023/01/25
  • カル・ニューポート「絶えず気が散るせいで、脳の働きがどんどん悪くなっている」 | 自分の学習能力に集中せよ

    カル・ニューポート(39)は、自身のウェブサイトでこう宣言している。 「コンピュータサイエンスの教授として、また父親として求められることが多いことを鑑み、私は余った時間をできる限り徹底して自分の文章に取り組むために割こうとしている。それゆえ、私は大半の作家よりも連絡をとるのが難しい。私は一般的な相談用のメールアドレスを持っておらず、SNSは一切使っていない。この職業につきものの多くの課外活動も避けがちだ」 エッセイストでジョージタウン大学の教員でもあるニューポートは、社交恐怖症であるとか、ある種の謎をかきたてるために距離を保っているわけではない。それは、純粋に精神衛生上の理由であり、また教育仕事に完全に専念するためだ。 スクリーンの過剰使用が引き起こす消耗を説き明かした『デジタル・ミニマリスト: 当に大切なことに集中する』、メールが精神の健康にもたらすネガティブなインパクトを明らかにし

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    MINi 2022/04/01
  • アクリル板はコロナ予防効果が低いどころか、感染リスクを上げてしまう可能性も | 米紙が指摘する「死角」とは

    新型コロナウイルスの感染対策として、レストランや学校などでプラスチック製の仕切りが活用されているが、米紙「ニューヨーク・タイムズ」によれば、たいした予防効果がないどころか、かえって感染リスクを上げる可能性もあるという。 問題は、そうした仕切りによって、室内の来の気流や換気が妨げられてしまうことだ。 吐き出された息は気流に乗って拡散する。室内の換気システムにもよるが、だいたい15~30分ごとに新しい空気に入れ替わる。ところが、プラスチック製パネルが設置されていると、空気の流れが変わったり換気効果を妨げたりして、「ウイルスを含んだエアロゾル粒子が集まって高濃度になる“死角”が生まれかねない」と、同紙は指摘する。 アメリカやイギリスの研究によると たしかに、アクリル板などのプラスチック製パネルは、咳やくしゃみをしたときに出る大きな飛沫をそばにいる人たちに浴びせないようにする効果はあるだろう。だ

    アクリル板はコロナ予防効果が低いどころか、感染リスクを上げてしまう可能性も | 米紙が指摘する「死角」とは
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    MINi 2021/08/24
  • 輸出もされてない「28年前のニッサン車」が英国でブームに | 「何あれ、かわいい!」 生産数2万台のあのクルマが…

    それは、最も愛らしいクルマかもしれない。このクルマが走っていくと、人は笑顔になる。指をさし、手を振って、「かわいい」という言葉を何度も口にし、それから「あれ、何なの?」と訊くのだ。 日産「フィガロ」は、小さな車体で、ほとんど漫画のようなデザインをしていて、よく目立つ。イギリスではたびたび目にするため、ごく最近の超人気モデルのように見えるだろう。 だが、その推測はまったくの的外れだ。 むしろフィガロは古いクルマだ。1991〜92年に販売されていた車種で、当時、海外への輸出はなかった。つまり、世界的にフィガロがたくさん走っている街など、まったく存在しなかったのだ。 しかし、イギリスではいま、このエキセントリックで小さなオープンカーが数千台も走っている。いったい何が起きたというのだろう? 消滅した英ブランドたち イギリスにはこれまで、フォードやゼネラルモーターズ、クライスラーのような大手国産メー

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    MINi 2019/04/14
  • クインシー・ジョーンズ大大大暴露 | マイケル・ジャクソンもビートルズもぶった切る

    マイケルは欲深い泥棒だ 「私はいつだって真実だけを語ってきた。この世に怖いものなど何もないからな」 ロサンゼルスのセレブな住宅地ベルエアに建つ宮殿のような邸宅のソファーに身を沈めたジョーンズはそう豪語し、驚愕の暴露話を連発した。 その日、私を迎えたジョーンズはゆったりとしたセーターに粋なスカーフという出で立ち。実名を挙げて大物たちを、もち上げたりクソミソに言ったり、思い出話にふけったり……。 言葉は辛らつでも語り口はとびきりチャーミングで、たびたび身を乗り出しては私の膝をたたき、拳を突き合わせる。 そんな魅力あふれるレジェンドとの濃密な時間をどうぞ。 ──あなたはマイケル・ジャクソンが親きょうだい以外で最も一緒に仕事をした人です。マイケルについて、世間の人が知らないことを教えていただけますか? こんなこと公にしたくはないんだが、マイケルはかなりの曲を盗作した。「ビリー・ジーン」もドナ・サマ

    クインシー・ジョーンズ大大大暴露 | マイケル・ジャクソンもビートルズもぶった切る
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    MINi 2018/04/05
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