紛争の経緯ー紛争の真の原因は アゼルバイジャンとアルメニアと言っても、日本人には馴染みがない国ですが、両国ともソ連崩壊後独立した国です。 この二国間に27日、軍事衝突が起こり、既に20名を超える死者が出ています。 今後、本格的な戦争に発展することが危惧されています。 先ず、この紛争が何故起きているのかご説明したいと思います。 紛争の歴史 今回、紛争が生じているのはNagorno-Karabakh(ナゴルノ カラバフ)という地域です。下の地図をご覧ください。アゼルバイジャンの中に緑色の飛び地としてあるのがナゴルノ カラバフです。 出典:Economist この地域は1917年にロシア帝国が崩壊した直後、当時のボリシェビキ政権の分割統治政策に基づいて自治州として創設されました。 今振り返ると、現在の問題はこの決定が遠因となっています。 アゼルバイジャン人はトルコ語系イスラム教徒で、アルメニア人