東京電力が公開した福島第一原発3号機の使用済み核燃料一時貯蔵プール内の写真。(4月13日、東京電力撮影) 東京電力は13日、福島第一原子力発電所3号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールの内部を撮影した写真を公開した。 プールの上をまたぐ形で設置されていた長さ14メートル、重さ35トンの鋼鉄製の燃料交換機がプール内に落下し、深さ約7メートルの核燃料の上に乗っていることが初めてわかった。プール内には原子炉建屋の天井や壁の破片らしきガレキも積み重なっていた。 プールは3号機の原子炉建屋内にあり、使用済み核燃料514体と新燃料52体の計566体が貯蔵されていた。 3号機は昨年3月14日に水素爆発が起き、原子炉建屋の天井や壁が吹き飛んだ。燃料交換機はその衝撃でプール内に落ちたらしい。東電によると、プールの水質検査結果から、核燃料に大きな破損はないとみられるという。事故後の3号機プール内の撮影は昨年5月8