一眼レフカメラの縮小が止まり始めた。販売金額前年比が100.3%を記録。丸1年ぶりにわずかながらプラスになった。販売台数は90.4%と依然前年割れのままだが、平均単価の上昇が販売金額を押しあげた。全国の家電量販店やカメラ専門店、ネットショップのPOSデータを集計するBCNランキングで明らかになった。 今や販売台数、金額とも8割を占めるミラーレス一眼が主流になったレンズ交換型カメラ。一方の一眼レフは過去のものになりつつある。スマートフォンに押されカメラ市場の縮小が続いている只中、コロナ禍が一眼レフは終息のスピードを一層早めたともいえるだろう。販売前年比を見ると、台数、金額とも激しい前年割れが続いている。コロナ禍前の2019年5月の販売台数と金額をそれぞれ1とした指数は、コロナ禍に突入した2020年春に大きく落ち込み、4月には台数0.26、金額0.25と1年前の4分の1にまで落ち込んだ。 しか
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