映画やテレビ番組といった動画コンテンツを違法に視聴したりダウンロードできる、いわゆる「海賊版サイト」が2014年に得た広告収入は、約220億円(2億900万ドル)に上ることが分かった。米NPO法人デジタル・シチズン・アライアンスが19日に発表した。コンサルティング会社メディアリンクとの共同調査で、海賊版サイト589サイトを調べた。 広告費の違法サイトへの流入は、文字通りの「水漏れ」、浪費だ。アドテクノロジー企業は、悪質なサイトへの広告配信を防ぐ努力を続けているものの、違法サイト側が一般的なWebサイトのように偽装したり、サイトを頻繁に作り変えたりするために、イタチごっこが続いているのが現状だ。 特に違法動画ストリーミングサイトの広告収入の伸びが著しい。2014年には前年比約1.7倍となる48億円(4600万ドル)以上の広告費がこうしたサイトに消えたという。月間の個別訪問者数500万人超の大