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2009年9月5日のブックマーク (7件)

  • JBpressのホメオパシー礼賛記事を笑い飛ばせない理由

    19世紀の医療改革者ナイチンゲールいわく ホメオパチー療法は素人女性の素人療法に根的な改善をもたらした。というのは、その用薬法はまことに良く出来ており、かつその投薬には比較的害が少ないからである。その「丸薬」は、どうしても善行を施して満足したい人たちが必要とする一粒の愚行なのであろう。というわけで、どうしても他人に薬を与えたいという女性には、ホメオパチーの薬を与えさせるとよい。さしたる害とはならないであろう。 ナイチンゲール曰く、「ホメオパシー療法は根的な改善をもたらした - NATROMの日記 150年前に「素人判断で薬を使わせたら危なっかしいので、薬を与えたがる素人女性にはただの砂糖玉でも与えさせておけ」と言い放ったナイチンゲールなら、150年後の「医療ジャーナリスト」や「医者」がこんなことを言っているのを見たら、一体なんとコメントしただろうか? 私は彼女なら相当辛辣なコメントをし

    JBpressのホメオパシー礼賛記事を笑い飛ばせない理由
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  • 医学教育でのひとりごと:偽医者は、患者さんへの対応は抜群なものである

    偽医者は、患者さんへの対応は抜群なものである 「だから、物の医者は、患者さんへの対応が悪いのが普通だ」とか、そんなことを言いたいのではありませんので、誤解のないようにお願いします。 学生たちに医療倫理の話をするとき、この偽医者の記事を題材にしています。「医師免許を持たない者が医療行為を行う」ことは、医師法違反であり、毎年、日のどこかで偽医者が逮捕される新聞記事を目にします。 それらの記事には、共通点があります。 まず、どんな医療行為をしたか、ということが書かれています。どのような行為が違法行為だったのか、とうことですね。患者さんへの問診や診察、そして、診断と投薬です。明らかに医師でないとしてはならない行為としては、診断と投薬があるのかなと思います。問診と診察は違法行為かどうかは微妙ですね。 でも、資格のないものが許されてない行為をしたことは外形的には違法行為そのものですが、興味

  • ■開業つれづれ:「精神科通院中に自殺、病院機構に賠償命令」 精神科の落日

    勤務医から田舎で個人医院を開業。医療ネタ、マンガやなど思いつくまま、気の向くまま。いつも読んでくださる皆さんに感謝、感謝で頑張っています。 この裁判官、 いろいろと面白い判決を出してますが(1)、 医療が嫌いなのでしょうか。 この文面では、 病院のどこが悪いのか よく分かりません。 「病院職員が目を離した」 のが最大の悪なんでしょうか? 逆に、 どこを改善するのがいいのでしょう? 一瞬たりとも目を離すな とか? 精神科では当然患者さんの 自殺が多くなりますが、 その責任を取らされるのでは 精神科は非常に厳しいことになるでしょう。 精神科通院中に自殺、病院機構に賠償命令 nikkansports.com  [2009年8月31日18時13分] http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090831-537958.html 仙台医

    ■開業つれづれ:「精神科通院中に自殺、病院機構に賠償命令」 精神科の落日
  • ■開業つれづれ:産科医不足で天下りの焼け太り 「「地方のお産が壊滅し、天下り団体だけ太る」 資金繰り不安問題」

    勤務医から田舎で個人医院を開業。医療ネタ、マンガやなど思いつくまま、気の向くまま。いつも読んでくださる皆さんに感謝、感謝で頑張っています。 さすがお役人。 天下りに関しては 抜け目がありません。 「出産未納金対策」 という名目までも 天下り団体がおいしくいただく まさに 火事場泥棒 の様相です。 「地方のお産が壊滅し、天下り団体だけ太る」 資金繰り不安問題 川口恭 ロハスメディカル 2009年9月 1日 17:10 http://lohasmedical.jp/news/2009/09/01171011.php 出産育児一時金の支払方法が10月から変更されるのに伴い産科診療所に資金繰り不安が出ている問題で、とある産科開業医の声を聞いた。「制度変更の趣旨と違う。我々は踏んだり蹴ったりで、天下り団体が太るだけ。このままではパニックになる」という。(川口恭) 「趣旨と違う」というのは、制度変更

    ■開業つれづれ:産科医不足で天下りの焼け太り 「「地方のお産が壊滅し、天下り団体だけ太る」 資金繰り不安問題」
  • おかしな議論だね

    昨日、筑波大学泌尿器科の赤座先生が浜松に講演に来たので聞いてきた。タイトルは「がん診療の現状と今後の課題」。期待していったのだが期待はずれだった。というのは、話の中身が変なのだ。「腫瘍内科医と泌尿器科のテリトリーは・・」とか、「腫瘍内科医は、俺たちに抗がん剤治療は全部まかせろというが・・」とか、「すべての疾患を見ることができる腫瘍内科医は果たして存在するのか・・」など。前立腺がんを例に取って話そう。 ①PSAが上昇してきた60歳の男性。前立腺触診をしたら硬結がふれた。前立腺がんの可能性が高いから泌尿器科を紹介した。生検の結果前立腺がん。前立腺全摘して、限局型(遠隔転移がない)なので、引き続き腫瘍内科でフォローアップ。 ②大学病院泌尿器科で前立腺がん骨転移で、ホルモン療法(LHRHアゴニスト、カソデックス、エストラサイト)などを実施4-5年はコントロールできていたが増悪。さまざまなホルモン

    おかしな議論だね
    Mackerel
    Mackerel 2009/09/05
    "西條さんがわるい。「肺癌の化学療法しかわからないにせ腫瘍内科」といわれても仕方がない。"
  • 「増えます」シナリオの中で見落とされる別の病気 - 感染症診療の原則

    最初に「発熱外来」なるアイデアを聞いたとき、周囲のドクター達は「ぷぷっ」と笑いました。冗談だとおもっていたそうです。 それはなぜか。 「インフルエンザ=発熱」というまかふしぎな理屈、そしてもっと恐ろしい「発熱=インフルエンザ」というくくりかたです。 先日初期に新型インフルに対応をしたドクターの講義を受けましたが、「新型疑い」の中には別の感染症等がまじっており、『インフルエンザかも』とだけ考えてしまうと見落として誤診・生命に関わるような疾患がまじっていたそうです。 インフルエンザじゃなかったら何なのか。そもそもキットで新型は50%程度の感受性しかありませんし。 臨床症状や問診で別の疾患の可能性を否定できるのか、考えなくてはいけない作業が増えるということになります。 『発熱外来』には鑑別のスペシャリストが求められるともいえます。 同じように空港で過剰な検疫がはじまったときに、インフルエンザの特

    「増えます」シナリオの中で見落とされる別の病気 - 感染症診療の原則